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妊娠中に葉酸を摂る事のメリット・摂らない事のデメリットまとめ

妊娠して産婦人科とか病院にいくと、「しっかりと栄養を取るように」と言われますが、その中でも特に言われるのが葉酸のことだと思います。
ですが正直なところ、何でそんなに葉酸が大事なの?どうやって摂ればいいの?
といったところが曖昧ではないでしょうか?

 

そんなあなたにこのページでは、妊娠中と葉酸についてを特集します。
そこでこれから、

  • なぜ妊娠中に葉酸が必要なのか?
  • 葉酸はどのくらいの量なのか?
  • 妊娠中の葉酸摂取はどうやればいいのか?

 

↑このような妊娠中と葉酸に関する色々な内容を見ていきたいと思います。

 

葉酸とは

葉酸というのは、水溶性のビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに、赤血球の生産を助ける造血に必要なビタミンとして知られています。
通常でも女性は生理があったりするので体の中の血液は常に新しいものを作り出す為にも必要とされている成分なのですが、それが妊娠すると赤ちゃんを育てるためにも通常以上の血液が必要となるので、葉酸というのは更に需要が高くなるのです。

 

また、水溶性という特徴でもあるのですが、長期保存や調理による熱に弱く、食材からの葉酸は半分近くの成分がゆで汁に溶け出したりして分解してしまいます。
しかし、以前の日本人の食生活では葉酸は足りていたのですが、食の欧米化が進むにつれて葉酸も妊娠中に限らず、不足するようになりました。

 

妊娠中の葉酸ってそんなに大事なの?

2000年には厚生省より妊婦可能な女性全てに葉酸を摂取するよう呼びかけが行われて、
2002年からは母子手帳にも葉酸に関する記述が記載されるようになりました。

 

そのくらい葉酸と言うのは妊娠に密接な関係があるということなんですね。
大事な栄養なのは確かなのですが、積極的に摂取している妊婦さんは結構少ないんです。

 

なのでこういうように厚生省からもアドバイスがあるということなんですね。

 

妊娠中に葉酸が不足するとどんなデメリットがあるの?

葉酸不足というのは血液と関係が深い為に、

  • 悪性の貧血(巨赤芽球性貧血=DNAの合成障害が原因で起こる貧血)
  • 口内炎
  • 食欲不振
  • 舌炎
  • 下痢
  • 顔色が悪い

などの症状が現れる傾向にあります。

 

さらに、これが妊娠という面でいえば、胎児の細胞分裂がさかんな妊娠初期においては、先天性の疾患をまねく危険があり、特に、「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなると言われています。
妊娠中だけではなく、出産後の授乳期においては、赤ちゃんの発育に遅れをおよぼすことが指摘されています。
葉酸は赤血球の生産を助けるために、不足すると生活習慣病などの心血管系疾患や、悪性の貧血(巨赤芽球性貧血)を引き起こす原因のひとつと言われています。

 

つまりは、胎児期からの赤ちゃんの成長に必要不可欠だということです。

 

妊娠中に葉酸を摂るとどんなメリットがあるの?

妊娠中に正しい葉酸摂取を行うことのメリットといえば、赤ちゃんの成長が正常に行われやすくなる。
と言うことです。
というのも、葉酸をきちんと摂取することによって、胎児の細胞分裂が正常に行われます。

 

赤ちゃんは細胞分裂を繰り返して成長していくため、細胞分裂に必要不可欠な葉酸が不足していると正しい成長が行われなくなってしまいます。
だからこそ、妊娠中は特に葉酸の摂取が必要不可欠だと言われるんです。

 

妊娠中に葉酸が必要なのはいつからいつまで?

理想的なタイミングで言えば、妊活をしようと決めた日に飲み始めるのが最も好ましいと言われています。
それは、妊娠が分かった頃には体内に葉酸がしっかりとある状態が理想的だからです。

 

そして、いつまで?に関しては、できれば出産後の授乳期間までが好ましいと言われています。
授乳期間も赤ちゃんの成長は活発に行われ、その時もやはり葉酸が必要になってきます。
授乳期間の赤ちゃんにとってはママから受け取る母乳だけが頼りですので、本来であれば授乳期間も積極的に葉酸を取るのが好ましいと言われています。

 

つまり、妊娠期間で言えば最初から最後まで葉酸を適度に摂取するのが好ましいと言うことになります。

 

妊娠が判明してから葉酸を取り始めるのは遅いの?

先ほど、妊活をしようと決めた日に飲み始めるのが最も好ましいと言う話がありました。
そうなると、現在妊娠中で今まで葉酸の摂取を特に意識していなかったと言う方にとっては、
もう遅いの?
と心配になってしまうかもしれません。
ですがそんな事はないので安心してください。

 

確かに葉酸を適度に摂取し始めるタイミングは早ければ早いに越した事はありませんが、妊娠期を通して葉酸は必要になってきます。
なので分かった時点から葉酸を摂取し始めるのでも遅くはありませんよ♪

 

葉酸が多い食べ物

ここまで見ていく中で、葉酸の重要性がお分かりいただけたかと思います。そしたら次に出てくる問題が、葉酸はどうやって摂取していけば良いの?と言う部分になるかと思います。
葉酸も他の栄養分と同じように、私たちにとってとても身近な食べ物に含まれていることが多く、その中でも葉酸を豊富に含んでいる食べ物を積極的に取り入れることをお勧めします。

 

それではこれから、妊娠中に食べたい葉酸がたくさん含まれている食べ物を紹介したいと思います。

 

たたみいわし、焼き海苔、納豆、レバーペースト、うなぎの肝、モロヘイヤ、枝豆、ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、いちご、みかん、バナナ、キウイ、アボカド、ホタテ、うに、エリンギ、マイタケ、えのき

 

妊娠中の葉酸の摂取量

妊娠中に1日に必要な葉酸の量は400マイクログラム(0.4ミリグラム)とされています。

 

普段通りの食事をしていると、どうしても葉酸が不足しがちになってしまいます。
なので妊娠中のような葉酸が多く必要になってくる時期は、先程の段落で紹介したような葉酸が豊富に含まれている食べ物を積極的に取り入れる方が多いようです。

 

葉酸摂りすぎでデメリットはあるの?

葉酸は確かに妊娠中のママさんにとって摂取すべき重要な栄養素となります。
そうであることには変わりないのですが、どうやら過剰摂取してしまうと体にデメリットが発生してくるようなんです。

 

なお、葉酸の過剰摂取となってしまう量は、1,000マイクログラムだと言われています。
そもそも予算を十分な量を摂取するのがさほど簡単なことではないので、普通にしていれば葉酸の過剰摂取になる事はほとんどないと言われています。

 

ですが、妊娠中に葉酸が大事だと言うことを知って、葉酸が豊富に含まれている食べ物を大量に摂取すると、葉酸の過剰摂取につながってしまうことが考えられます。

葉酸を過剰摂取するとどうなるの?

葉酸を過剰摂取すると体に以下のような不調が現れるようです。

 

  • 発熱
  • 蕁麻疹
  • かゆみ
  • 呼吸障害
  • 貧血

 

このような症状につながってしまう恐れがあるため、葉酸の過剰摂取だけは間違ってもしないでくださいね!

 

大量の葉酸を毎日食事で摂るのは非常に困難

たくさんの葉酸を毎日的確に摂取していくのは非常に困難だと言われています。
少し前の段落で、葉酸が豊富に含まれている食べ物を紹介しましたが、それぞれの食べ物に含まれている葉酸の配合量は変わってきますし、その食べ物を何グラム程度料理で使うのかによっても葉酸の量が変わってきます。

 

それに加えて、1日に必要な葉酸の量を3食の食事でうまく分けて摂取して行く必要もあります。
毎日毎食、食事のたびにそんなことを考えて食事を準備するのは簡単なことではありません。

 

実際に葉酸を摂取する上でこのような悩みを抱えているママさんがほとんどで、そういった方々に選ばれている手段が、葉酸サプリメントを使うと言うことです。

 

妊婦さんが葉酸摂取にサプリを使う理由

妊婦さんが葉酸サプリを使う理由は
適切な量の葉酸を毎日簡単に摂取できるから。
これに尽きます。
妊娠期間は何ヶ月もありますし、出産後の授乳中のときのことも考えると、先は長いですから、ちょっとお金をかけても楽できる部分は効率化して楽にしたいのが本音です。

 

それに加えておまけのような形になってしまいますが、妊娠中に葉酸サプリが選ばれる理由はもう一つあるんです。

 

それは、体内への吸収率が良いことです。
これがどういうことかと言うと、加工物よりも天然物の方が体への吸収率が良いイメージですが、葉酸の場合は違ってくるようなんです。
わかりやすく言うと、食べ物から摂取できる葉酸は確かに新鮮なのですが、性質の関係上体内への吸収率はさほど高くないと言われています。

 

それに対してサプリメントとして加工された葉酸は、体内への吸収性が高くなっているというメリットがあるんです。
葉酸が本来の力を発揮するためには、まずは体内にきちんと吸収されなければいけませんので、吸収されやすいサプリメントの葉酸は妊婦さんにとってとても都合の良い葉酸なんです。

 

もちろん、妊婦さん向けの葉酸サプリメントであれば、妊娠中のママさんの体のことを第一に考えて作られているため、安全性については心配する必要はありませんよ♪

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