妊娠中のヒザ・ヒジ・くるぶしの黒ずみの改善は可能？
妊娠中はヒザ・ヒジ・くるぶしの黒ずみが発生しやすい時期だといわれています。
特にヒザ・ヒジ・くるぶしは脇の下や陰部より目立つ箇所になりますので、他人に見られやすい部分でもあります。
暑い季節ならばなおさらです。
妊娠中に急に肌がカサカサして来て黒ずみが・・・どうにかして治す方法はないの？
ヒザ・ヒジ・くるぶしの黒ずみは、
妊娠中でも安全に改善していく方法はありますので安心してください♪
ここでは、ヒザ・ヒジ・くるぶしが黒ずみやすい原因を踏まえて改善方法を紹介していきたいと思います。
妊娠中は黒ずみが出来やすい時期
妊娠中は体に黒ずみが発生しやすい時期だと言われていることをご存知でしょうか？
これは、妊娠してから分泌が盛んに行われるプロゲステロンの働きが関係しています。
プロゲステロンは女性ホルモンのうちの1つで、妊娠してからの体の変化に欠かせない重要な役割を持つホルモンです。
そんなプロゲステロンには、黒ずみの元となっているメラニン色素をの発生を活発にする作用があると言われています。
このメラニン色素が皮膚に色素沈着することで黒ずみとなるため、
プロゲステロンの分泌が盛んに行われる妊娠中は、以前にも増して体に黒ずみが発生しやすい時期だと言われています。
しかし、これから紹介する適切な対処方法を生活の中で取り入れていくことで、
何もしない状態よりは圧倒的に黒ずみを改善することが可能になります。
また、そうすることで産後の黒ずみの自然治癒のタイミングで
皮膚の色が元通りになりやすくなるんですよ。
ヒザ・ヒジ・くるぶしが黒ずみやすい理由
先程の段落で妊娠中に黒ずみができやすい理由をお伝えしましたが、ヒザ、ヒジ、くるぶしがピンポイントで黒ずみやすくなってしまう理由は、体の曲げ伸ばしや、摩擦、圧迫などの外部からの刺激が多い部分であるからです。
それに加えて、この3つの部分は皮膚の潤いが弱まりやすいとも言われています。
皮膚が乾燥した状態だと、外部からの刺激を感じ取りやすく、その分メラニン色素が発生する頻度が増えてしまいます。
こういった皮膚が黒ずみやすい条件が揃いやすい部分であることが、ヒザ、ヒジ、くるぶしの部分に黒ずみができやすい理由だと言われています。
ヒザ・ヒジ・くるぶしの黒ずみを改善する方法
ヒザ、ヒジ、くるぶしの黒ずみを始め、体に発生した他の部分の黒ずみを改善する方法でも同じことが言えるのですが、黒ずみを改善する際は、肌のターンオーバーが正常に働くように促す必要があります。
そのためには、
- 睡眠
- 食事
- 血行促進
- スキンケア
この4つの生活習慣を見直していく必要があるようです。
睡眠
あなたの睡眠のリズムはどのようになっていますか？
肌のターンオーバーを正常化させるためには、質の良い睡眠を適度に取る必要があります。
そのためには、しっかりと睡眠時間を確保することと、
寝る前にスマートフォンやパソコン画面を見続けないことが大切です。
なお、ライフスタイルによって難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、
夜の10時から2時の間に寝ている事はかなり重要です。
何故かというと、その時間帯は肌のターンオーバーが活発に行われているからです。
夜更かししがちな方は、早めに寝るように心がけて、
このタイミングでは身体の疲れを回復させるのが望ましいんですよ。
食事の見直し
妊娠中ですからすでに食事には気をつかっているという方も少なくないかと思います。
そうでない方は、黒ずみ改善の意味だけではなく、赤ちゃんの成長のために必要な事ですので、栄養バランスが乱れた食生活はできるだけ早く改善していきたいところです。
また、すでにバランスの良い食生活を意識されている方でも、ちょっとだけ優先的に肌の再生に必要なビタミンの摂取を心がけると良いかもしれません。
血行促進
血液循環が悪い状態だと、どうしても肌のターンオーバーにも悪い影響が出てしまうようです。
なお、血流を改善していくためには、毎日のウォーキングや、半身浴などが効果的です。
妊婦さんの場合は、できるだけ自宅で安静にしているのが好ましいという方も中にはいらっしゃるのですが、
お散歩程度のウォーキングであれば、むしろ妊娠中には必要と言われています。
健康的な母体を保つためにも、ウォーキングは取り入れたほうがよさそうです。
スキンケア
正しいスキンケアにもいろいろありますが、例えば洗顔料を使った洗顔を1日に何回も行わないこと。
洗顔をする際は、洗顔料をしっかりと泡立てて優しくくるくる回すように泡を滑らせて洗うこと。
といったような基本的なことを雑にしないことも重要です。
忙しさから、こういった基本的なスキンケアをおろそかにしてしまいがちな方も中にはいらっしゃいますが、
そういった習慣は逆に肌のターンオーバーに悪い影響を及ぼしてしまうようです。
黒ずみができてしまうと、またさらに余計な時間や手間がかかってしまいますので、
スキンケアは時間に余裕を持って丁寧に行いたいところです。
改善だけじゃなく予防も重要
妊娠中の黒ずみをなんとかしようと思った時、ついつい改善方法ばかりに目がいってしまいがちですが、
黒ずみを改善する上では、黒ずみをできるだけ発生させないようにするための予防策も重要です。
確かに、先ほど紹介したように肌のターンオーバーを促す習慣を取り入れることで、
順調に黒ずみは改善されていきます。
しかし、予防を怠って新たな黒ずみを発生させてしまっていては、
いつまでたっても皮膚の表面から黒ずみが改善される事はできません。
だからこそ、黒ずみを改善するのであればこれから先黒ずみを発生させないための予防策も重要になってきます。
妊娠中のヒザ・ヒジ・くるぶしの黒ずみを予防するには
実際に黒ずみを予防していく際は、黒ずみが発生してしまう原因や仕組みに対してアプローチをしていく必要があります。
ヒザ、ヒジ、くるぶしが黒ずんでしまう原因には、
曲げ伸ばしや衣類との摩擦、肌が乾燥していることなどが関係していました。
ヒザ、ヒジに関しては、曲げ伸ばしをしない事は不可能です。
ですから、その分保湿を丁寧に行ってあげることが大切になってくるんですね。
つまり黒ずみ予防する上では、衣類との摩擦、肌の乾燥をどうするかがポイントになってきます。
衣類との摩擦
当たり前の話ですが、わたし達は毎日服を着て生活をします。
服を着ている限りは何を着ていようとも皮膚との摩擦はどうしても避けられない部分になります。
そこで予防策として重要なのが、どんな素材の衣類を着るかです。
生地が固めのものを身に付けていれば、皮膚と擦れあったときに皮膚へのダメージはそれだけ大きくなります。
その一方で、シルクやコットンのような柔らかい素材のものを選ぶことによって、
皮膚との摩擦の際の刺激やダメージを最小限に抑える効果が大切なんです。
毎日必ずそういった衣類を身に着けるのは厳しいかもしれませんが、
黒ずみ改善をするうちは、できるだけ柔らかい生地のものを着用しましょう。
保湿の徹底
肌の性質として、潤った状態よりも乾燥している状態の方が外部からの刺激を受けやすいと言われています。
つまり、肌が乾燥しやすいヒザ、ヒジ、くるぶしの部分をそのままにしておくと、
外部からの刺激を受けやすく、新たな黒ずみが発生しやすくなってしまいます。
妊娠中の保湿と言えば、妊娠線に注意がいきがちですが、
同時に黒ずみを予防するためにもヒザ、ヒジ、くるぶしの保湿も行っていきたいところです。