妊娠中に起こりやすい内腿のトラブル
妊娠中に起こりやすい内もものトラブルであるのが股ずれや黒ずみ。
ヒリヒリとして痛い股ずれが続いて悪化すると黒ずみになってしまうという仕組みが妊娠中の内ももの股ずれや黒ずみの原因です。
内ももに股ずれが起こるのは、妊娠中の妊婦さんが太りやすいからだけではありません。
確かにそれが一番大きな原因ではありますが、骨盤ベルトを使ってしっかりと骨盤を安定的に固定したり、
股ずれの摩擦を起こさせないようなケアをすることで、黒ずみの悪化を防ぐこともできますし改善することもできるんですよ。
このページでは妊娠中の内ももの股ずれの原因をいくつかのパターンに詳しく分けていくことで、
あなたが自分自身にあった正しいケアを見つけることができるようにする目的があります。
対策については簡単にまとめてあるだけですので、
そのための専用のページに移動していただいてより詳しく知っていただくということになります。よろしくお願いいたします。
なぜ妊娠中は股ずれは起こりやすいの?
妊娠中に股ずれが起こりやすい理由は大きくいくつかに分けることができます。
- 妊娠中の急激な体重増加
- 骨盤が開き始めて“ゆがみ”が出ている
- 妊娠中は肌がデリケートになっている
そのそれぞれに予兆や症状があり、その仕組みで内ももが股ずれを起こしてしまうことになるんですね。
では、このひとつずつの原因と仕組みについて見て行きましょう。
妊娠中の急激な体重の増加
妊娠中の急激な体重の増加は、太るということもあるのですが、
それよりもむしろ内股のまたずれに原因となってしまうのは「太もものむくみ」です。
妊娠中はどうしてもホルモンバランスの影響で脂肪と水分を両方同時に蓄えようとする体質になっています。
これは赤ちゃんを守るために起こっている事なので仕方のないことなのですが、塩分を控えるようにしたり、カリウムをできるだけ積極的に摂るように野菜中心の食生活を心がけたりすることで解消することが可能です。
またもう一つの方法として、水分をできるだけ積極的に取るという方法があります。
骨盤が開き始めて“ゆがみ”が出ている
妊娠中に骨盤が開き始めるというのはご存知でしたか?
お産に向けての準備なのですが、赤ちゃんがちゃんとお母さんのお腹から無事に出てくることが出来るように骨盤を開くための骨盤の靭帯を緩めるためのホルモンが分泌されます。実はこのホルモン分泌によって骨盤が少しずつつなぎ目の部分で柔らかくなって、場合によっては「骨盤の歪み」につながる場合があるんです。
この場合は、特に妊娠中の後期に多いのですが腰痛や肩こり、首筋の痛み、背中の張りなどの痛みも伴うので、妊娠中に起こる骨盤の歪みを対策することが大切です。
妊娠中は肌がデリケートになっている
妊娠中に肌がデリケートになってしまうというのは、妊娠を経験したことがある女性ならばほとんどの方が経験済みのことではないかと思います。
化粧水の吸収も悪くなったり、ファンデーションのノリが悪くなったり、いろいろな形の症状が出てきますよね。
これと同じ現象は、身体中のいろいろなところに起こってしまうんです。
お腹やバストまわり、おしり周りにひび割れになってしまう妊娠線や肌荒れ・ニキビの原因にもなります。
股ずれはやっかいな黒ずみの原因に
そんな妊娠中の内腿の股ずれというのは、非常に厄介な黒ずみの原因となります。妊娠中に下半身が太くなり、内腿同士がすれ始め、その部分に摩擦によってメラニンが生成されてしまいます。
つまりはこうした黒ずみを予防するには、そもそも足を痩せることが重要なポイントになってきます。
しかし日常的なちょっとした工夫で、内腿の股ずれの対策をすることが可能です。
次の段落でそれについてまとめてみたのでぜひチェックしてみて下さい。
スパッツを履く|直接的な刺激を避ける
そもそも内腿同士が直接触れ合ってこすれるのを防ぐことができれば問題は解決です。そこで役にたつのがスパッツなどです。
特にぴったりフィットするような素材だと摩擦が最小限に抑えられるというメリットがあるのでお勧めです。
ただこれがきつすぎると逆に痛くなってしまうし、妊娠中に大きくなったお腹を圧迫しないものを選んでいきましょう。
オイルを塗って肌をなめらかにする
これは既に股ずれが起きてしまっている方に効果的な方法です。
オイルやワセリンなどを肌に塗るのがこの方法ですが、これにはさらに炎症を防ぐという効果もあり、上手にすることで内腿の股ずれによるトラブルを悪化しないようにすることができるのでオススメです。
オイルを塗る際のコツとしては、肌になじむように少量をすりこむようにしていくのがポイントです。
やったら無理すぎてしまうと逆にベタベタしてしまって逆効果になる恐れがあるので注意してください。
裸で過ごす|炎症を起こしている肌を休ませる
これは全裸になるというわけではありません!
例えばショーツをはかないで下半身の風通しが良い状態を保つといったようなニュアンスです。
かなり大胆な方法ですがこれが意外なほどに効果を発揮してくれるんですよ♪
特に今現在内股に炎症が起きてしまっている方、先程の段落で紹介したようにオイルをぬってから、下半身に何も書かずに風通しの良い状態を保つことで自然と改善する場合が多いので、この方法も試してみる価値があると思います。
妊娠中の内腿の黒ずみ対策まとめ
妊娠中は心と体にたくさんのトラブルが起こりやすい状況である中、こういった細かい部分まで気にかけなければならないので本当に大変ですよね。
また、黒ずんでしまった内ももの肌の状態をスクラブで洗ったりすることで
肌をできるだけ早く代謝(ターンオーバーさせる)ことも良い対策ではありますが、
やり過ぎると却って肌が刺激に反応してメラニン色素を沈着させることで黒ずみが悪化してしまうことも。
なので、できる限り低刺激で肌を労わってあげるような黒ずみケアをすることが大切です。
妊娠中というのは確かに体質が変わってくる関係で、内腿の股ずれがおこりやすく、
黒ずみもできやすいですが、このページで紹介した内腿の股ずれ対策をとることで予防や改善は十分に可能なんですよ。