妊娠中のニキビの原因と安全な改善方法と注意点
妊娠すると体が出産の準備に入るために、様々な変化が起きます。
そんな変化の一つに個人差はありますが、妊娠中はニキビができやすいというものがあります。
今までニキビ知らずだった方でも妊娠中は出来てしまうほどです。
でも正しいニキビケアをすることで、妊娠中のニキビはちゃんと改善されていくので安心してくださいね！
ただ、妊娠中って通常のニキビケアをしても大丈夫なの？なにか注意点やコツがあるなら知っておきたい！と言う不安をお持ちの方も少なくないかと思います。
そこでこのページでは、そんな妊娠中のニキビの原因や対策のコツや知っておきたい注意点などについて特集していきたいと思います。
また、妊婦さんのニキビというのは顔だけではなく、背中や二の腕、太ももやお尻など様々な場所にできることがあります。
そのあたりも一緒に見ていきましょう。
妊娠してからニキビのはなぜ？
妊娠してからニキビに悩む方はとりわけ妊娠初期の方に多く見られます。
ニキビと一言でいってもその場所もおでこだったり、アゴだったり、背中だったりといろいろです。
産後にはそんな悩みの種のニキビも治る方が多いので、妊娠したためだからしょうがないと思うかもしれませんが、気になる方はすごく悩むんですよね。
まず最初に妊娠中のニキビの正体で考えられるのは、妊娠時に変化するホルモンによる体質の変化です。
妊娠するとホルモンバランスが変化したり、食生活の変化などが主なものとして考えられますが、妊娠前にニキビなどなかった方で、妊娠してから急にニキビになったという方は、ホルモンバランスがまず考えられるんですね。
特に妊娠初期の状態ではエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが盛んに分泌されるのです。
食事や生活習慣の要素も大きい
また、妊娠によるつわりが要因になる偏食もニキビの原因の一つだといわれています。
いままで普通に食べれたものが急に受け付けなくなってきたというのは妊娠していると当たり前のように出てきます。
その他ストレスや便秘、運動不足などが原因になることもあるのですが、それらの対処方法を考えてしまいますよね。
妊娠中は、妊娠前とは違って注意しなければならないものも多く、抗生物質などの薬はもちろん、漢方薬も胎児への影響を考えると使う前にしっかりと調べる必要があります。
更に妊娠中のお肌はとても敏感でデリケートになりがちで、普段敏感肌ではなくても妊娠中のニキビケアや化粧品などは敏感肌用を使ったほうが調子が良かったりもします。
つまり、妊娠中のニキビというのは、ホルモンバランス、つわりなどによる食生活の変化、便秘による毒素排出がうまくいかなくなる、この3つのポイントが主な原因となる事が非常に多いんですね。
またニキビは妊娠初期の段階に起こりやすく、安定期に入ってくるとひと段落するケースも多いんです。
それでもニキビが収まってこない場合はしっかりと対策を練ったほうがいいと言えるでしょう。
既にできてしまった妊娠中のニキビへの対策
ここまで見てきて何となくお分かりいただけるかと思いますが、
妊娠中と以前とでは少しニキビの対策方法も異なってくる部分があります。
セルフケア
ニキビができてしまうと焦ってしまう気持ちはよくわかりますが、妊娠中のセルフケアの際はあまり焦って過剰にセルフケアを行わないのも大切です。
妊娠中はお肌が敏感になってしまいますので、ニキビができて急いでニキビ用の基礎化粧品などに切り替えたとしても、それがかえってお肌に合わずにトラブルになってしまう可能性もあるんです。
妊娠中のニキビのセルフケアの際は、改善に力を入れるのではなく、現状を悪化させないように努めることや、ニキビ跡を残さないためにはどうしたら良いのかと言う意識を持ってセルフケアを行う方が良さそうです。
基礎化粧品を選ぶ際の注意点
妊娠中にニキビ専用の基礎化粧品を使う場合は、できるだけ刺激が低く敏感肌用のもの選ぶのが好ましいと言われています。
また、ニキビの原因としては毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまう事ですので、できるだけ毛穴を詰まらせないようなさっぱりとしたものを選ぶのも大切です。
さらに言うならば、妊娠中のニキビにはオーガニックのオールインワンゲルがおすすめと言われていますよ。
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ファンデーションをする際の注意点
妊娠中のファンデーションでは、クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションを使うのはできるだけ控えたほうがよさそうです。
そのかわりオールフリーのファンデーションや油タイプのファンデーションに変えることで毛穴が詰まりにくくなるのでオススメです。
またファンデーションの使い方ですが、毛穴に塗り込んでしまうようなファンデーションの付け方は良くないと言われています。
できるだけファンデーションは薄めを意識してチークやアイメイクなどで目線をそちらに向けるようなメイクにかえるのも良いですね。
なお、職場などでメイクをする必要性がある場合は仕方がないかもしれませんが、プライベートでお家にいる時や休みの日などは、できるだけファンデーションを塗らないで過ごすのもニキビ対策には必要です。
刺激の少ない洗顔をする
顔が汚れた状態だとそれが毛穴に詰まってニキビの元となってしまうため、洗顔の際に気合が入ってしまう気持ちもわかります。
しかし、洗顔の際に力を込めて強く擦りすぎたりしてしまうと、それがお肌にとって強い刺激となり、余計に肌の状態を悪化させるきっかけとなります。
そうなることでニキビに対しても逆効果になってしまう恐れがあるだけでなく、シミなどの他のトラブルにまでしてしまう恐れもあります。
また、ニキビができていると言う事は、毛穴が詰まっていると言う事でもありますので、その際はお肌に優しい洗顔石鹸を選びしっかりと泡立てて優しくなじませるように洗顔していきます。
底刺激の石鹸で洗顔する際は、1日2回から3回程度洗顔しても良いと言われています。
また、その後はしっかりと保湿をすることを忘れないでくださいね！
どうしてもダメな時は皮膚科に行く
セルフケアを行っても全然だめ、そういう場合は皮膚科に行くのもありです。
妊娠中は基本的にお薬は避けるべきだと言われていますので、皮膚科はダメじゃないの？
と思われている方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、妊娠中でも使うことができる薬はあり、皮膚科を受診する際に自分が妊娠中であることをきちんと伝えることで安全な薬を処方してもらうことができます。
妊娠中のニキビ対策でやってはいけないこと
妊娠中のニキビ対策にもいろいろありますが、妊娠中であるがゆえにできることが限られてきます。
例えば、ステロイド系の薬を自己判断で塗るということもそれに該当します。
確かにステロイド系の薬は効き目が高くニキビケアにはもってこいの薬かもしれませんが、妊娠中はステロイド系の薬をむやみに使わないほうが良いと言われています。
あと、自分で無理矢理潰すのも良くありません。
ニキビができると自分で中にある芯をとってニキビを潰したくなる気持ちもよくわかりますが、自分で無理矢理傷をつぶしてしまうと、そこに雑菌が入り、新たなニキビの繰り返しになってしまいます。
また、クレーターのようなニキビ跡が残ってしまう恐れがありますので絶対に避けましょう。
妊娠中のニキビ対策の注意点
通常時ではなく、妊娠中なのでニキビの対策にも注意すべきポイントはあるんです。
それはニキビ薬を使ってニキビ対策をする場合、薬の成分に妊娠中には避けなければならない成分が入っている場合です。
ステロイド系（副腎皮質ホルモン）の薬は、お腹の中の赤ちゃんに影響を与える可能性が高く、長期間使い続けると呼吸困難やホルモンバランスの乱れなど様々な副作用があります。
ステロイド系のニキビ薬は基本的に、皮膚科で処方をしてもらえるものですので、妊娠中でお腹が目立つようになってきたら、処方されることはほとんどありません。
しかしながら、問題は妊娠初期でお腹も大きくなっていない状態で、自分が妊娠中であることを告げずに皮膚科の診療を受けてステロイド系のニキビ薬が処方されてしまうケースがあります。
なので、ニキビに悩んで皮膚科の診察を受ける場合でも、必ず『妊娠中であることきちんと告げてから診断を受ける』ようにしましょう。
妊娠中の背中ニキビには、通常のニキビとは異なった原因や、対処方法があるのでそちらは別のページで特集しています。
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