多胎妊娠の妊婦さんの体重管理について
多胎妊娠とは同時に2人以上の赤ちゃんも妊娠する事です。日本では全妊娠中の妊婦さんの約1%の方が多胎妊娠なんだそうです。
妊娠中にお腹の赤ちゃんのために食べるもの1つをとってもとても気をつかってしまう妊婦さんですが、多胎妊娠の方の場合、その気遣いも双子ちゃんになったり三つ子ちゃんになったりする分だけ大変に感じているのではないでしょうか。
赤ちゃんが人数が増えた分だけたくさん栄養が必要なの?
多胎妊娠の場合体重管理はどのくらいを目安にしたらいいの?
このような疑問を感じている妊婦さんはとても多いんです。
そこでこのページでは、そんなた多胎妊娠の妊婦さんの疑問にお答えするページとしてまとめてあります。
よかったら参考にしてみてください。
多胎妊娠の栄養補給は2人分?3人分?
多胎妊娠の妊婦さんのお腹の中で2人、あるいは3人といった赤ちゃんを育てるわけですから、赤ちゃんが1人の場合に比べて、2倍、3倍の栄養を取らなければ・・・と思うかもしれません。でもその必要はありません。赤ちゃんは案外しっかりとしていて、自分が大きくなるのに必要な栄養はちゃんとママからもらうようにできているんです。
もちろんママの体もお腹の中の双子ちゃんや三つ子ちゃんのために平等に栄養を与えるようにできています。ですので、食べる量を莫大に増やす必要はなく、バランスよくいろいろな栄養素をしっかりとることが出来るような食事を心がけましょう。
多胎妊娠の場合でも必要な栄養は同じ
お腹の赤ちゃんが1人の妊婦さんでも、妊娠中に必要な栄養は、葉酸、鉄分、カルシウム、タンパク質といった栄養素が必要になります。これは多胎妊娠の妊婦さんの場合でも全く同じです。先ほども軽くご紹介しましたが、妊娠中で多胎妊娠だからといって、葉酸の量が、赤ちゃんの人数が増えた分だけたくさん必要なのかというとそういうわけではありません。基本的に妊娠中に必要な葉酸の量は400~450ug(マイクログラム)とされていて、これは多胎妊娠の妊婦さんの場合でも基本的に同じです。
ただし、多胎妊娠の場合でも、基本的なパターンが2つあり、お腹の赤ちゃんの人数分胎盤が作られる場合と1つの胎盤を赤ちゃんが共有している場合があるんです。
ここは注意が必要な部分なので、特記しておきます。
多胎妊娠の赤ちゃんのタイプというのは先ほどご紹介したように胎盤を2人、あるいは3人の赤ちゃんが共有している場合とここにそれぞれの胎盤を持っている場合があります。
胎盤を共有しているタイプの赤ちゃんを一絨網膜性(いちじゅうもうまくせい)といいます。
それぞれの赤ちゃんが別々に自分のための胎盤を持っているタイプを二絨網膜性(にじゅうもうまくせい)といます。
一絨網膜性の場合、胎盤を共有しているため1人の赤ちゃんの具合が悪くなったときにもう1人に影響が出たり、2人の赤ちゃんに届く血液量に差が出て、片方は過多、もう片方は不足といった状態になったりすることもあります。
また、羊水過多になりやすいこともあるんだそうです。
そのため妊娠10週から12週目頃までの早い時期に超音波検査によって一絨網膜性か、二絨網膜性かを調べておくことが大事なんですね。
ここでちゃんとタイプを把握しておくことで、その後の妊娠生活における健康管理が変わってくることもあるということですね。
多胎妊娠の妊婦さんの体重管理
多胎妊娠の妊婦さんの体重管理についてご紹介していきます。
ただ1人親の妊婦さんの体重は、赤ちゃんが2人、あるいは3人になった分だけその分たくさん増えても良いのかというとそういうわけでは無いそうです。
赤ちゃんが2人の場合でも3人の場合でも、妊婦さんの増えて良い体重というのがおおよそ15キロから18キロ位までの体重増加を目安に体重管理をして行くことになります。
赤ちゃんが1人の場合の妊婦さんでも、体重の増加幅が8キロから9キロ。多い場合で13キロほどまで体重の増加が許容されていたことを考えると、片意地妊娠の妊婦さんの方が体重管理の基準に関しては厳しいと言えるかもしれませんね。
もちろん、赤ちゃんが2人、あるいは3人になったからといって陽水の量もそのまま倍に増えるわけではありませんし、先ほどもご紹介した通り胎盤を共有しているタイプの赤ちゃんもいますから、このような体重管理の基準ということになってくるんですね。
やはり、妊娠中の食べ過ぎや塩分の取りすぎを注意して、健康的な妊娠生活を送れるようにしたいものです。
一般的に一卵性双生児になるのは約0.4%という確率で、 二卵性掃除は日本人の場合約0.2から0.3%という確率を言われていますしかし最近は不妊治療を受ける方が多く二卵性掃除の頻度は増えているんだそうです不妊治療で行われる人工授精や体外受精によって複数の受精卵を使ったり排卵誘発剤で 卵子が複数排卵されたりするという影響が考えられています。 これにより不妊治療による 多胎妊娠というのは約4%という数字で自然妊娠の 約10倍に上る頻度で起こると言われています。
これにより妊娠する妊婦さんが双子以上の胎児を妊娠した場合貧血のリスクが通常時よりも上がると言われていますまた腎機能への負担も大きくなるので妊娠高血圧症候群の可能性もあるんだそうです。
また双子以上の妊娠は 通常の妊娠と異なり 体重の増加量が 目安の23キロオーバーに増えていきます。同時にお腹の大きさも通常妊娠よりも大きくなり妊娠初期は違いが出なくても中期から後期にかけては赤ちゃんの成長もあるので1.5倍のスピードで大きくなっていきますこれにより妊娠8ヶ月目あたりから通常時の臨月くらいの大きさになるので自分の持っているマタニティウェアなどのサイズも考えなければいけません。
このような状態であるのでお腹の急激な大きさアップによって妊娠線も出来やすいと言われていますなので妊娠中期以降にお腹や 他に妊娠線のできやすい部分に痒みを感じたなどといった症状が出てくる前から妊娠線予防ケアをする必要があります。
このように多胎妊娠の場合は通常妊娠よりも体重のコントロールをしっかりと考える必要があるんですね。