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多胎妊娠と帝王切開の実際|判断や産休はどうする?

多胎妊娠の場合は、帝王切開をお産する場合が多くなります。
その確率は非常に高いもので多胎妊娠のほぼ8割方が帝王切開での出産になります。

 

多胎妊娠だからといって、全てが帝王切開になるというわけではありませんが、
そうなる確率が高いのです。
ただし帝王切開に対してのイメージよくないかもしれませんが、
ママの母体にとっても赤ちゃんにとっても無事にお産を終えるためには帝王切開が良い場合が多いんです。

 

そこで今回は、多胎妊娠の帝王切開について見ていきたいと思います。

 

多胎妊娠で帝王切開が選ばれる

多胎妊娠の場合は、妊娠後期にうける妊婦検診で帝王切開になるかどうかが最終的に決められることが多いようです。
というのも、多胎妊娠の赤ちゃんの体制によっては、通常の経膣分娩が難しいケースが多くなります。

 

それが赤ちゃんの逆子であったり、両方の赤ちゃんで大きさに差がありすぎたりするケースの場合に帝王切開が選ばれるんですね。
また、2人(もしくはそれ以上)の赤ちゃんが、ともに逆子になっている場合はほぼ100%帝王切開になります。

 

また、どちらかの赤ちゃんが正常な11である場合は、経膣分娩が試みられてから状況を見て帝王切開に切り替わる場合もあるとのことです。
こういった場合は、帝王切開をあらかじめ決めておくのではなく、帝王切開にいつでも切り替えられる準備を整えた状態で経膣分娩のお産を始めるということになります。

 

帝王切開に対してのイメージがあまり良くない理由というのは、やはり普通に膝を経由して産んだ方が健康的と思われる方が多いからなのですが、場合によっては帝王切開の方がはるかに安全なケースがあるのがお産というものなんですね。これは多胎妊娠に限った話ではありません。胎盤の位置が全治胎盤になっていたり、赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていたりするケースもあるためで、地球にいるときの赤ちゃんの状態次第で一刻も早く早産でも、帝王切開を行って赤ちゃんを取り出した方が良い場合もあるんです。

 

このように、あらかじめ帝王切開であることが決まるケースの場合のお産のことを予定帝王切開といいます。
予定帝王切開というのは妊婦検診の時にエコーで赤ちゃんの様子を見たり、心音を確かめたり、へその緒や胎盤の状態を確認して決められます。
現在の産婦人科の医療技術というのはものすごく進歩していますので、帝王切開の方が全然安全なケースというのは非常に多いんですよ。

 

では次に帝王切開が予定で決まっている場合どういったスケジュールで病院に来る必要があるのかを簡単に見てみましょう。

帝王切開は入院が必要?

多胎妊娠で予定帝王切開の場合は、帝王切開が執刀される予定の前日もしくは前々日に病院に来院して、
看護師さんや助産師さんとヒアリングを行って充分に「インフォームド・コンセント」が行われてから帝王切開が実施されます。

インフォームドコンセントってなに?

インフォームド・コンセントというのは、具体的にどんな状況になっているからこういったリスクがあってそれを避けるために帝王切開になりますとか、このまま経膣分娩に踏み切るとこういったリスクが予想されるので帝王切開にしたほうが安全だから。といったような帝王切開に判断した理由やもし帝王切開を受けなかった場合のリスクなども全てきちっと説明されます。
もちろんこの場合はあくまでも医師が相手になるので専門用語が出てくる場合もあると思いますがわからないですがあったらそのままにせず単語1つでも意味がわからない事はそのままにせず、しっかりと説明をしてもらってください。

また、帝王切開の場合は陰毛をあらかじめ剃り落としてから手術を行うことになります。
この点に関しても十分な処置を必ず前もって行ってから帝王切開の手術が始まるため、むしろ帝王切開の方が安全で痛みが少ないということもできるかもしれませんね。

 

帝王切開の手術の前日にインフォームドコンセントが行われるのですが、インフォームドコンセントには必ず時間がかかるため、これを行う時点で医師のほうは必ず時間をとっています。
そのためどんなささいな不安でも残ったままにしておかないことが大切なんですね。

 

帝王切開を選んだ理由や避けなければいけないリスク、赤ちゃんへの影響、そして母体に及ぶリスクやその後の影響などいろいろな事が説明されますが、
その全てにおいてちゃんと納得をして「赤ちゃんと自分のために最良の選択をした」と自信を持って帝王切開の同意書にサインをするようにしましょう。

 

多胎妊娠の場合は産休はどうなる?

多胎妊娠の場合は、妊娠後期で管理入院になるケースもあります。

 

多胎妊娠で管理入院になるケースというのは妊娠中高血圧症候群になった場合などですが、
多胎妊娠の場合は妊娠中高血圧症候群になるリスクが比較的高く、法律上でも管理入院になった場合の産休は認められています。
通常の単体妊娠では出産予定日から起算して42日前から産休を取ることが認められています。

 

こういった管理入院の場合はその前の段階の妊婦検診の時などに管理入院が必要になることが告げられているはずですので、
その判断が出た時点で会社には必ず早く知らせるようにしてくださいね。

 

そして、総務部の方としっかりと何日から管理入院になりますというふうに診断書も持っていくのが1番良いでしょう。
そして、サンキューが長くなった場合、お給料が発生しない場合が出てきますので、それを補う事になるのが出産手当金です。
健康保険組合や共済組合から支給されるもので、基本的に1日当たりの標準報酬額の3分の2に相当する額が支払われることになっています。
こういった法律によって決められている正当な報酬をちゃんと得るためにもスケジュールと書類の管理はしっかりするようにしておきましょうね。

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