脂溶性ビタミンの働きと過剰摂取について

脂溶性ビタミンは、そのネーミングで分かるように脂になじみやすく、油に溶けやすいという特性を持っているビタミンを指します。
反対に水に溶けやすい性質を持っているのが水溶性ビタミンです。

 

脂溶性ビタミンにはどんな種類があるのでしょうか
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE
ビタミンK

 

この4種類が脂溶性ビタミンとして認識されています。
ビタミンというと体にとっては大事な栄養素だし、いくら妊娠中という特別な時期だとしても必要になると単純に思っていませんか?

 

確かにビタミンは人間の身体には必要な栄養素なのですが、妊娠中という特殊なタイミングにおいては過剰摂取が問題になる場合があるんです。
ただし必要になる栄養素でもあるので脂溶性ビタミンそれぞれでどんな役に立っているのか、そして妊婦さんへの過剰摂取はどうなのかをまとめてみたいと思います。

 

ビタミンA

 

 

主な役割 成長、生殖機能維持、上皮細胞の正常化
不足するとどうなる? 細菌などへの抵抗力の低下、骨や歯の発育不足、肌の健康
主な含まれている食材 牛や豚肉の肝臓部、ウナギなどに多く含まれる
妊婦さんの過剰摂取について 肝臓障害の注意、妊婦さんの場合は1日20万IU以上の摂取で胎児奇形のリスク

 

ビタミンD

 

 

主な役割 カルシウムやリンを吸収してくれ、骨や歯の成長を助ける
不足するとどうなる? 女性に問題になりやすい骨粗しょう症、カルシウムやリンの吸収ができなくなる
主な含まれている食材 レバー、マグロ、卵黄など
妊婦さんの過剰摂取について 高カルシウム血症、腎障害のリスク妊婦では少なくとも 7μg/日以上のビタミンDの摂取が必要と厚生労働省からアドバイス

 

ビタミンE(トコフェノール)

 

 

主な役割 血液循環の促進、細胞の柔軟化、筋肉の緊張緩和、ホルモンバランスや自律神経を調節する
不足するとどうなる? 妊婦さんの場合流産のリスク、未熟児の溶血性貧血や深部感覚障害、小脳失調などの神経症
主な含まれている食材 ごま油、大豆、アーモンド、アボカドなど
妊婦さんの過剰摂取について 血液の凝固が阻害され、傷口がなかなか治らないなど。

ビタミンK

 

 

主な役割 血液の凝固を助け、血液凝固障害による出血を予防する、骨粗しょう症の予防
不足するとどうなる? 骨粗しょう症のリスク、新生児の出血性疾患など
主な含まれている食材 納豆、肉類、レバー、小松菜などの緑黄色野菜など
妊婦さんの過剰摂取について ビタミンKに関しては過剰摂取の報告がないため、厚生労働省ではそんなに気にすることはないとのことです。

 

このようにまとめてみると確かに過剰摂取のリスクはあるものの、それよりもしっかりと栄養素をバランスよく摂取することの方が重要であるように感じます。

 

参考
脂溶性ビタミン - 厚生労働省

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