妊娠中の臨月の体重管理のコツや方法のまとめ
妊娠中は、ホルモンバランスの変化を始めとした
大きな体質の変化もあってとても太りやすいといえますよね。
中でも、臨月の太りやすさは『空気を吸っただけでも太る』と言われるほどです。
ですが、妊娠中に太りやすいのは仕方がないことで
その上でなおかつ太りすぎると妊娠中高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクがあり、
臨月に急激に太ってしまうと、それだけで通常分娩が難しくなって
難産になってしまったり、帝王切開になってしまったりする可能性もあります。
そのため、臨月は特に注意深く体重管理を行う必要があります。
ですが、前述の通り臨月は特に太りやすいために、体重管理は非常に難しい事でもあります。
そこでこのページでは、妊娠中の太りやすい状態の中でも
特に太りやすさが倍増する臨月の体重管理について詳しく見ていきたいと思います。
- 臨月が特に太りやすい理由は?
- みんなは臨月の体重管理はどうしてた?
- 臨月の食事制限の方法は?
- 臨月は便秘になりやすい?対処法は?
- 臨月の体重管理の方法やコツのまとめ
このような項目で、出来る限りわかりやすくシンプルに見ていきたいと思います。
臨月が特に太りやすい理由は?
臨月は、妊娠中の中でも特に太りやすい時期と言われていますよね。
冒頭でもご紹介した通り空気を吸っただけでも太るという方がいるくらいです。
それほどまでに臨月が太りやすくなってしまう理由を見てみましょう。
- 体力勝負のお産に備えるための母体側の蓄え
- お産は赤ちゃんにとっても体力勝負!
- 子宮が大きくなる分お腹が圧迫され便秘になりやすい
このような理由が考えられます。
風産婦人科の多くの助産師さんが『お産は体力勝負』と断言します。
これは、陣痛に対して耐えるための体力でもありますし、
お腹の赤ちゃんをちゃんと無地に外の世界に送り出すための『いきみ』に必要な体力でもあります。
また、赤ちゃんにとってもお産は体力勝負なんです。
確かにお産はママが1番大変なのですが、赤ちゃんにとっても送り出してくれている
ママの愛情にしっかり答えて、出生直後からしっかりと外の空気を吸って、
しっかり自分で呼吸をして『元気で大きな産声をあげる』という大仕事があるからです。
まだ生まれたばかりで何もわからず何も自分1人ではできない赤ちゃんにとって
全てが初めての経験になるお産と、外の世界の空気に触れること自体がとても体力を使うことです。
そのため、臨月の時にでも赤ちゃんはしっかりと成長します。
臨月には、妊婦健診も毎週行われますし、赤ちゃんもお産に備えての蓄えをしなければなりません。
また、このようなママ自身が体力勝負に備えるための蓄えと赤ちゃん自身が自分で呼吸をして、
外の空気に触れて、大きな産声を上げなければいけないための蓄えなどの要因も重なり、
妊娠後期から子宮は大きくなっているため、臨月は特にお腹の圧迫も大きくママにとっては便秘になりやすい時期でもあります。
そのため、妊娠中のホルモンバランスの変化による水分不足の便秘に加えて
お腹を圧迫されることによって起こる便秘もあることから
腸内環境が悪く便が固い状態になってしまうと
間違いなく便秘が起こるため腸内環境は常に良い状態に保っておく必要があるんです。
ですので、乳酸菌や食物繊維がしっかり取れる食事と食べ過ぎないこと、
そして水分補給を怠らないことが臨月に体重が増えやすくなる要因の1つである便秘を防ぐことにつながります。
臨月の体重管理はみんなどうしてた?
臨月の体重管理の難しさは妊婦さんなら誰もが経験したことがあるものです。
そこで、既にお産を終えて臨月を既に経験した
先輩ママは皆さん臨月の体重管理をどのように行っていたかという点を一緒に見ていきましょう。
妊娠中の臨月の体重管理の方法を
まとめたあるアンケートによると次のような結果になっています。
- 食事制限51.2%
- 運動を心がける34.1%
- 特にきまっておらずいろいろやった14.7%
このような結果になっているようです。
この中で、気になるのが特にきまっておらずいろいろやったという意見が14.7%もいる事なのですが、
これは手当たり次第何でもやってみたというのではなく、
便秘をしないように水分補給を心がけていたとか、
食事制限と運動の両方を行っていたといった複数の方法を試していたというような意見がまとまったもののようです。
そして、これらの臨月の体重管理の方法が具体的に結果として
現れて良かったのかどうかという結果に対しての感想では、
多少は効果があったと思うという意見が60%を占めています。
そして残りの40%は効果はほとんど感じなかったという意見が34%。
そして、逆に太ったと思うという意見が6%となっています。
効果があったと思うという意見が60%を占めているのは意外と思われるかもしれませんが、
実際に何もやっていなかったという人に対して、
自分がもし何もやらなかった場合はもっと太っていたかもしれない、
それよりはやっていて良かったという意見のようです。
実際にどのぐらい効果があったのかというのは、臨月の場合は太りやすさが
どのように体重増加に現れるのかという部分があまりにも個人差が大きく、
安定期のように平均して1ヵ月で1キロ以内といったような目安が当てはまらない部分があるため、
おそらくやっていないよりはやっていてよかったであろうという意見のようですね。
そして、やはり食事制限が1番効果を感じている人が多いようです。
というのも臨月はすでにかなりお腹が大きくなっていて、運動を意識するといっても
運動をすること自体が大変になっていることが多いためと、
臨月はお腹も張りやすく、いつ陣痛が来てもおかしくないため、
安定期のように思い切った運動ができないといった側面もあるようです。
臨月の食事制限の方法は?
臨月の食事制限の方法は、やはり食事量を減らすという物が多いように思います。
実際に先程の臨月のときの皆さんの体重管理の方法の意見の中で
食事制限が多かったのですが、その辺の細かい分布を見ると
『できるだけ食べないようにしていた』という意見が多かったです。
ですが、この方法は管理人の私としてはちょっとどうかと思うところがあります。
確かに食べ過ぎないようにするという意味ではできるだけ
食事量が増えないように注意していたという意見が多くなるのは納得です。
ただし、本当に食事量を大幅に減らしてしまうとお産のための体力をつけるという意味で、
準備に支障が出ないかどうかというところが心配です。
もちろんだからといって好きなものを好きなだけ食べていいというわけではなく、
例えば、野菜を食べる場合も、安定期ならば野菜炒めを食べるところが
臨月になると油を使わないようにするためにサラダとノンオイルドレッシングに切り替える
といった方法で栄養バランスは乱れないようにした方が良いかと思います。
もちろんこの分については妊娠中のそれまでの体重管理の経緯も考慮に入れて考えなければいけないため、
個人差は出てくる話で、主治医の産婦人科の医師と相談をした上でということになりますが、
やはり『食べない』というのはちょっと危険な方法であると思います。
具体的なポイントとしては、
- 糖質を取らないように注意する
- 炭水化物の量を減らす
- 水分補給をできるだけこまめに多めにする
といったような方法がこの次の段落でご紹介する便秘の予防のためにも効果が期待できるはずですよ。
また、毎日体重計に乗って体重が増えすぎないように
少しでも体重が増えたらその次はちょっとだけ炭水化物を我慢するといったような
『こまめなモニタリングと意識』と言ったところも臨月の体重管理の方法としては有効かも知れません。
臨月は便秘になりやすい?対処法は?
先ほども軽く触れましたが、妊娠中は常にホルモンバランスの変化によって便秘になりやすいといえます。
それに加えて臨月の場合は子宮が大きくなっているためお腹が圧迫されて、
便が少しでも固い状態だと非常に出にくくなるという部分があります。その状況を回避するためには、
食物繊維よりも、乳酸菌や水分補給といったところが大切になるというのが
妊娠中の臨月の便秘の対処法としては効果的です。
何故かというと臨月の体重増加を気にするようなこまめな体重管理意識を持っていらっしゃる方は、
それまでの妊娠中の生活でも野菜中心の食生活を送っておられたはずで、
そういった意味では食物繊維の摂取という部分では十分に量が足りているということも言えるからです。
また、先程の臨月の体重管理の具体的な方法の中で、
炭水化物を我慢するという部分がありましたが、そうなると当然野菜が多くなるということになりますから、
より、食物繊維は足りている状況が整うということもいえます。
そのためやはり便を柔らかくするために水分補給をこまめに、
そして多めにという点を心がけるということと、
乳酸菌の働きで腸内環境を良くして便の状態を出やすい状態に整えてあげるということが大切になってくるといえます。
臨月の体重管理の方法やコツのまとめ
臨月の体重管理の方法やコツの具体的なポイントをまとめると次のようになります。
- 臨月は食事制限の体重管理が効果的
- その方法は完全に食べないのではなく、食べ物の種類や食べ方に注意する。
- 便秘にならないように水分補給と乳酸菌摂取などを意識する
具体的にはこのようなポイントが大切になってくるかと思います。
また運動ダイエットは、臨月には難しくはなるとはいうものの、
お産の準備のために体力をつけるためにもできる範囲でウォーキングなどを行うというのは決して悪いことではありません。
ただし、仮にウォーキング中にお腹の張りや異変を感じた時にでもすぐに誰にでも助けを求めることができるように、
人が居る場所をゴール地点やコースの選択にも条件として加えていいと思います。
また、少しでもお腹の張りなどを感じた場合はすぐにちゃんと休憩を取って様子見ということも大切です。
食事制限の方法もできるだけ栄養バランスに優れた食事を心がけて
食べ過ぎが起こらないように注意しましょう。
そして水分補給や乳酸菌などの摂取で便秘を起こさないように注意していきましょう。
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