妊娠中のビキニラインに出来る黒ずみと仕組みと改善
黒ずみの正体はメラニン色素をが発生し、それが皮膚に色素沈着して残ってしまったものになります。
妊娠中はそんな黒ずみができやすいと言われていますが、
特にビキニライン等に黒ずみができてしまうと、
出産の時やこれからのことを考えると恥ずかしさから、何とか出来ないかな。
という悩みをお持ちの方も少なくありません。
ですが、妊娠中は何をするにしてもそれが胎児への悪影響につながらないか不安になってしまいますよね。
実際に下手に対策を行ってしまうと母体や胎児に悪影響が及んでしまう可能性もあると言われています。
そこでこのページでは、安全に行える妊娠中のビキニラインの黒ずみ対策について紹介していきたいと思います。
妊娠中のビキニラインの黒ずみはなぜ？
先ほど、黒ずみはメラニン色素が色素沈着した者という話がありました。
仕組みは『メラニン色素の沈着』です。
メラニン色素は外部からの刺激に反応して生成されると言われています。
具体的には紫外線からのダメージや、皮膚と衣類が擦れあったときの刺激などが該当します。
ただ、妊娠してから急に黒ずみができ始めるのにはもう一つ理由があるんです。
それは妊娠してから増加する女性ホルモンによってメラニン色素が生成されやすい状態にあることです。
つまり、妊娠中はちょっとした外部からの刺激によって発生されるメラニン色素の量が今までよりも圧倒的に多くなってしまうということが妊娠中に黒ずみができやすい理由です。
これに加えて素材が固い下着などを履いていたり自転車に乗ったりしていると、
股関節の部分がどうしても擦れやすくなってしまうため、
これに該当される方はビキニラインに黒ずみができやすくなってしまいます。
ビキニラインの黒ずみの改善方法
妊娠中に問わずビキニラインに限らず、黒ずみを改善するための方法は
肌のターンオーバーを正常に機能させることが重要です。
実際には、妊娠中の安全性を考えると『それ以外の方法は難しい』と言えます。
皮膚に存在する黒ずみは、お肌のターンオーバーが繰り返されることでだんだんと皮膚の表面に上がってきます。
そして最後にはきれいに落ちるという流れです。
黒ずみ対策のための美白クリームやローションなど様々なアイテムがありますが、
それらは結局お肌のターンオーバーを正常に機能させるためのサポートアイテムという位置付けです。
肌のターンオーバーを正常に機能させるという事は、人間が持つ本来の体の働きを
正常に機能させるという事ですので、特に危険性はなく妊娠中の方でもこういった対策を行うことが可能です。
では具体的にどうすればお肌のターンオーバーを促進させることができるのかというと、
- 十分な睡眠をとること
- 適度な運動を行う
- ストレスをコントロールするバランスの良い食事をとる
- 正しいスキンケアを行う
（夜の10時から深夜2時の間は成長ホルモンが活発に分泌されるのでこの時に寝ているととても効率が良い）
（妊婦さんの場合は散歩程度の外出でもOK）
（胎児に必要な栄養を考えながらもビタミン不足にならないように意識する）
こういったメラニン対策が挙げられます。
すごく基本的なことになりますが、お金をかける方法でもないですので、
誰でも今から始めることができる簡単な改善方法です。
美白アイテムでターンオーバーをサポート
スキンケアアイテムの中には美白を促すためのアイテムもあります。
そういったものを使うことで配合されている美白成分が働きターンオーバーを促す効果が期待できると言われています。
先程の段落で紹介したような生活習慣の改善を意識することで、
肌のターンオーバーは十分に促されるかと思いますが、
中には生活習慣の改善を十分に行うことが厳しい方もいらっしゃるかと思います。
そういった場合はこういった美白アイテムの力を借りることで
ターンオーバーをサポートすることができるんですね。
しかし、妊娠中であるがゆえに成分には気を使いたいところです。
美白アイテムにもいろいろありますが、そ
の中でも無添加で天然成分で作られているアイテムを選ぶと安全ですよ。
妊娠中のビキニラインの黒ずみを予防するには
黒ずみを予防するためには、外部からの刺激を最小限に抑えていくことがポイントです。
原因の段落でお伝えしたように、紫外線や衣類とすれてしまうことだけでも
それを刺激と捉えメラニン色素がたくさん作られてしまいます。
具体的にビキニラインの刺激を抑えるためには、
- 自分のサイズに合った下着またはパンツを履く
- ムダ毛処理は皮膚を傷つけないように丁寧に行う
- 自転車は乗らない
- 雑菌が繁殖しないようにきれいに保つ
といったようなポイントが挙げられます。
人によっては自転車が必要不可欠になることもあるかと思います。
そういった場合は他の部分でできるだけビキニラインに刺激を与えないように心がけたいところです。
黒ずみ対策をする上でやってはいけないこと
黒ずみ対策として良かれと思ってやったことが、逆に黒ずみを発生させる元になってしまうということもあります。
それはゴシゴシ洗ってしまうこと。
順調にターンオーバーが行われていれば、待っているだけでも自然と黒ずみが改善されるにもかかわらず、
『焦り』からかもう少しというところでゴシゴシ洗ってしまう方がいらっしゃるようです。
ですが、それでは仮に黒ずみが取れたとしても、皮膚には強いダメージになってしまいます。
そうすると、またメラニン色素が生成されて新しい黒ずみが作られるきっかけとなってしまうんですね。
また、妊娠中に黒ずみができやすい理由として女性ホルモンが大きく関係しているという話がありました。
となると女性ホルモンの分泌つを抑えれば良いのでは？
と言いたいところですが、妊娠中に女性ホルモンの分泌つが活発になるのは妊娠に必要な変化だからです。
それを無理やり分泌を抑えるようなことをしてしまうと、
ホルモンバランスが崩れて妊娠に大きな悪影響や危険が伴うことも考えられます。
そうなると胎児への危険も考えられますのでそういった黒ずみ対策は絶対に控えたいところです。
産後に黒ずみが改善されるって本当？
産後はだまっていても自然と黒ずみは改善されると聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。
結論から言うとこれは『本当』です。
産後はプロゲステロンが身体の回復と共に減少していきますので、
黒ずみが発生しにくい状態になります。
それに加えて正常なターンオーバーが行われていれば
数カ月後には、悩みの黒ずみも徐々に改善されることが期待できます。
ただし、みんながみんなきちんと改善されるというわけではありません。
その時にターンオーバーが順調に行われていなければ産後の黒ずみが残ってしまうことも考えられます。
そういった意味でも今のうちからターンオーバーを正常にしておく事がとても大切です。
まとめ
それではここまでの内容を振り返っていきましょう。
- 黒ずみの正体はメラニン色素
- 妊娠中はメラニン色素が発生しやすいから黒ずみができやすい
- 黒ずみの改善方法はターンオーバーを正常に働かせること
- 美白アイテムを使うとターンオーバーの促進のサポートが可能
- 黒ずみを予防するならば外部からの刺激を最小限に抑えること
- 黒ずみ対策としてゴシゴシ洗うことや女性ホルモンをコントロールする事は絶対にしないこと
妊娠中でも基本的には安全に黒ずみ対策が行える反面、ホルモンをコントロールしようとすると
自分自身や胎児への危険につながりかねませんのでそれだけは絶対に止めて下さい。
また、妊娠中はどうしても女性ホルモンの影響から黒ずみを完全に抑えるというのは厳しいため、
このページで紹介した予防や改善のための要点を押さえて被害を最小限に抑えるという意識で対策を行うのが好ましいでしょう。