妊娠中の妊婦さんの夏バテ防止法
夏という時期、みなさんは夏バテしやすかったりしませんか。
妊娠中ともなれば、食事に気を付けたり、できるだけ運動をしろといわれたり
出産に向けて気をつけなくてはならないものがたくさんありますよね。
そんな中、妊婦さんは夏バテだったり、夏の食欲がなくなる現象が
通常時よりもはっきりとでやすかったりもするんです。
妊婦さんにとって夏バテや夏バテによる食欲不振は、
お腹の赤ちゃんの健康に直結する問題になるために深刻な話なのです。
そこでこのページでは、妊婦さんの夏バテに焦点を当てて、
その原因や予防法、仮になってしまった場合にどう対策すれば良いのか、
そうなってしまった場合に赤ちゃんへの影響はどうなのかといった、
妊娠中の女性にとって気になる点を詳しくまとめました。
妊娠中の夏バテの危険性
普通、夏バテというと食欲が減退して、身体がだるかったり何もやる気が起こらなかったりしますよね。
人によっては、頭痛なf度の症状が出るという方もいると思います。
また、妊娠中の夏バテは自律神経の乱れで、思った以上にお腹の赤ちゃんに影響が及んでいる場合も考えられます。
というのも、赤ちゃんの『お腹の中での姿勢』が良くなくなること。つまり『逆子』なんです。
どういう事かというと、ママの身体に『体温維持のバラつき』が出てしまうことが怖いんです。
なぜそれが、赤ちゃんの逆子につながるのかというと、ママのお腹が自律神経の乱れで冷えてしまうと、
赤ちゃんが温かいところを求めて動き回ってしまいます。
そうなると、赤ちゃんは自分がいる子宮の中からもっとも近くてママの身体の中で
もっとも温かい肝臓や腎臓といった内臓に近い子宮の上のほうに移動しようとするでしょう。
そうなることで逆子になってしまうのですが、逆子の危険性は帝王切開になってしまうだけではありません。
実は、赤ちゃんが温かいところを探して動き回っているうちにへその緒が
赤ちゃんの体に巻き付いてしまったりして『ねじれ』が起こり、へその緒が急角度に曲げられたホースのように
栄養や酸素を赤ちゃんに届けられない状態になってしまうかも知れないということなんです。
そのような例は、妊婦さん全体の正常な妊娠と出産では、0.03%以下にしか過ぎませんが
『夏バテ』は異常な状態です。何が起こってもおかしくないのが妊娠と出産なので、
いろいろなリスクを想定して万全な準備をしておかなければ、ママの身体にとっても
赤ちゃんにとっても万が一にことが起こらないとは言い切れません。
わずかなリスクかも知れませんが、些細なことだからこそ注意しなければいけないんですね。
また、夏バテ妊娠中にダイエットをしようと思っても、その気持ちすら萎えてしまいますよね。
いろいろなことを考えた上で、細心の注意を払って赤ちゃんの安全はもちろん、ママ自身も元気に赤ちゃんと会いたいものです。
ここまで、妊娠中のママの身体と夏バテについて危険性を見てきましたが、そんな夏バテを予防するために対策を見てみましょう。
妊娠中の夏バテ予防策を知ろう!
先ほど、夏バテによってママの身体の体温維持のための自立神経の働きが乱れると言いましたが、
実は、奇妙なことに『その“自律神経の乱れ”が夏バテのそもそもの原因』なんです。
では、どのような条件で、その自律神経の乱れが起こってしまうのか。この点が夏バテの予防策ということができそうです。
自律神経の乱れを防ぐ方法を見てみましょう。
ママの身体への栄養補給と自律神経
葉酸や鉄分、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの必須ミネラルの補給は自律神経の乱れを防ぐカギにになります。
自律神経は、いろいろな神経伝達物質の働きをコントロールしているのですが、その働きにはバランスの良い栄養補給が欠かせません。
心臓の鼓動をリズムよく刻む平滑筋(へいかつきん=心臓を動かす筋肉)の働きはカリウムが重大な関わりを持っていますし
体温維持にはカルシウムやマグネシウムが・・・といった具合です。
食生活の乱れも自律神経の働きに関わっているので、この点も大切になってきます。
良く噛んでゆっくり食べることでセロトニンやドーパミンといったリラックスホルモンも分泌されてストレスの緩和を行なうカギにもなります。
『早食いは身体に悪い』というのは健康と美容に意識が高い人なら誰もが知っているかも知れませんが、実は自律神経の観点からも大切なことなんですね。
お風呂にゆっくり浸かってリラックス♪
妊娠中の体重管理や美容のためのデトックスで半身浴を行う方も増えていますが、
毎日のお風呂の3回に1回程度にしておいた方が無難かもしれません。
その理由は、体温の不安定な上下動が自律神経の乱れを招いてしまうかも知れないからです。
そして、あまり熱すぎるお風呂も良くありません。お風呂のお湯の温度は体温よりも
少し高めに設定するくらいにしておいて、あまり長風呂もしない方が良いと思います。
数回に分けて湯船に浸かるというのも良いのではないでしょうか。
適度な運動と朝日を浴びることも大切
妊娠中にホルモンバランスの変化で体調が不安定になっていると
身体がだるかったり、疲れやすくて身体を動かすのが面倒になったりしますよね。
それを防ぐためにも、身体を適度に温めること(先ほどのお風呂なども使って)も大切です。
そうすることで、夏バテともなんともつかない身体のだるさも解消して、身体も適度に動かして、程よく疲れて夜はきっちり眠れるようにしましょう。
そして、体内時計の働きもしっかり維持して行くと、運動不足になりやすい妊娠後期でも習慣化していれば
疲れていなくても、いつもの時間になれば自然と眠くなるといういいサイクルでの睡眠がとれる助けになるはずですよ♪
妊娠中の夏バテ予防のまとめ
ここまで、妊娠中の夏バテ予防策を一緒に見てきましたがいかがでしたか。
では、そんな夏バテの対策はどうされているのでしょうか。
夏バテ対策と言えば、うなぎですが、ここ最近はうなぎの価格高騰でなかなか食卓にあがることも少なくなっているようです。
しかし、かといって赤ちゃんのためにもと妊婦さんは無理してうなぎを食べている方も多いと聞きます。
もっと手軽に妊婦さんの夏バテ対策ってできないのでしょうかと考えてみました。
様々な夏バテ対策の商品や食材がありますが、わたしがおすすめしたいのが、酢です。
酢にはクエン酸やアミノ酸など、夏バテ対策に最適な成分が入っているんです。
よく食欲がなくなるともずくなど食べたくなることありませんか?
あれは、アミノ酸やクエン酸を体が欲している状況なんです。
お酢は食欲不振の解消にもなるし、脂肪の燃焼を助けたりと実はダイエットにも効果があるんです。
最近では様々な飲みやすいお酢のドリンクなども発売されているし、もずくや湯豆腐など組み合わせて
食卓に並べるなどの工夫もできます。
妊娠中はこのようにちょっとの工夫で夏バテ対策ができるので、ぜひお腹の赤ちゃんのためにも
妊婦さんの体調を大事にしていってくださいね♪