妊娠中にお尻が下がる悩みに効く安全な筋トレと食生活
お尻が大きくなっていって、この先、出産が終わってから元通りになるんだろうか・・・
そんな風に悩む妊婦さんって多いんですよね。
妊娠して、お腹が出始めてきた途端に
旦那さんにこんなことを言われる妊婦さんも多いんです。
- スタイル変わっちゃったな・・・
- 脚も象みたいにパンパンになってるな
- あれ?太った?もう少し痩せよう!
納得のいかない話ですけど、実際には奥さんのスタイルや
プロポーションが崩れた事に『女性ではなく母を感じてしまう』という男性は多いんです。
しかしながら、こんな旦那さんについては、ちゃんと説明してあげて下さい。
『まったく!子供が欲しいって言ったのはあなたでしょ!笑』
男は単純でバカな動物ですから、産後に子育てを手伝わせる(失礼)についても
調教を兼ねた教育の一環として、優しく丁寧に叱ってあげて下さいね。
ですが、妊娠中にお尻がさがるのが気になるのは旦那さんに対してだけではありません。
妊婦だから仕方ないという目で見られるのが嫌で、
妊娠中のストレス発散にもなるお出掛けやお買いものも嫌になって面倒になってしまう妊婦さんも多いんです。
そこで、このページでは『妊娠中に下がるお尻の引き締め方』を詳しく見て行きたいと思います。
まずは、その原因からしっかり捉えて行きましょう。
妊娠中にお尻が下がってくる原因
妊娠中にお尻が下がってくる原因は、一番大きなものとしては、妊娠中のホルモンバランスによるため込み体質によるもの。
そしてもう一つが、身重になるにつれて「少しずつ運動不足になる」という点の2つになります。
しかしながら、妊娠中のホルモンバランスによるため込み体質については、
安全に妊娠生活を送るために必要な変化なので、
ホルモンバランス側からのアプローチによる体質改善は基本的にできません。
この悩みに対して有効な対策となるのは、塩分の取りすぎを控えることと脂質や糖質を控えること、そしてビタミンB群、鉄分、タンパク質、カルシュームやカリウムなどのミネラルをしっかり摂ることになります。
そして、無理のない範囲でのスクワットやウォーキングなどの適度な運動です。
それでは改めて妊娠中の運動不足によるお尻の下りの対策方法から見ていきましょう。
運動不足
妊娠中の運動不足による「お尻の垂れ下がり」を対策するには、
日を追うごとに大きくなっていくお腹や中にいる赤ちゃんに負担にならないような
ゆっくりとしたペースでのスクワットやウォーキングが
妊娠中の運動不足によるお尻の垂れ下がりの有効な対策になります。
芸能人の方で、例えばモデル上がりの吉瀬美智子さんなどは
妊娠後期でも「お腹が出る」以外はほっそりした顔もおしりも足もほとんど変わらないままでした。
その理由は、食事の栄養バランスに気をつけることと食べづわりなどによる
食欲を無理には我慢せずに、ちょこちょこ体に良いものを食べるといった食事の仕方、
そして繰り返しになりますが、お腹の張りいや赤ちゃんに対して
負担にならないような無理のない範囲での運動を積極的に行っていたという努力によるものです。
またそれを支える「旦那さんの協力」も大切ですね。
当たり前ですが妊娠中の安定期から後期、臨月までの期間中は、あっという間に体重が増えていきます。
わずか2ヶ月から3ヶ月の短い期間中に体重が5キロから10キロも
増えるわけですから、その負担や不可と言うものはすべて腰や膝の痛みと言ったことに出てくる場合があります。
なので前述のような、栄養バランスに注意した食生活で体重管理をすることと無理のない範囲での運動が大切になってくるんですね。
妊婦のお尻が下がる対策の運動
前述で、スクワットやウォーキングなどの適度な運動が対策になると言いましたが、具体的なやり方を見て行きましょう。
まずはスクワットからです。
妊娠中のお尻に効くスクワットのやり方と注意点
妊娠中にお尻が下がる対策のスクワットのやり方は
- つま先を正面に向けます。
- 両腕を正面に伸ばしながらゆっくり身体を落として行きます。
- 太ももが床・地面に対して平行に近くなるまで腰を落とします。
- 落としたところで15秒ほど停止します。
- 10秒くらいかけてゆっくり腰を元の高さまで戻します。
この動きを1セットとして、お昼~3時頃の時間帯に3~5セットやりましょう。
ただし、お腹の張りや痛みを感じたり、腰痛や膝の痛みがあるようなら、無理せず休んで下さいね。
また、妊娠後期で骨盤が開き始めている時期は、両脚のつま先を最大で真横まで開いて行います。
これは、骨盤が開いたままになると、腰痛の原因になるのですが、これを予防するためです。
また、ウォーキングについては、後ろに蹴り出す脚を意識して、背筋を伸ばして40分ほど歩くのが効果的です。
妊娠中にお尻が下がるのを予防するために下半身に筋肉を付けると、
お産に向けて体力を養う事につながるので、マタニティブルーの予防にも効果的なんですよ。
下半身太り・むくみ
また、妊娠中のむくみと下半身ぶとりというのも、妊娠中にお尻が下がる原因の1つになります。
妊娠中のむくみと下半身ぶとりの原因については、
塩分の取りすぎとエルDLコレステロールの増加が原因とされていますが、
この点についてはウエストから腰回り、太ももまでの下半身太りと、
塩分の取りすぎによる全体的なむくみによって症状が違うため対策の方法も変わってきます。
下半身ぶとりの場合は、脂肪を分解して消化するための酵素と栄養素のバランスが大切になります。
また、塩分の取りすぎによる全体的なむくみの場合は
ふくらはぎや足首、つま先に至るまで全体的にパンパンになるまでむくんでくると言う特徴があります。
こちらは、下半身ぶとりの症状と並行して起こっている場合は、
酵素と栄養バランスのほかにカリウムの摂取も大切になってきます。
もしこの症状に思い当たる節がある方は、下記のページで詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
ホルモンバランス・溜め込み体質
妊娠中のホルモンバランスの変化にあるため込み体質については、
先ほども軽く触れましたがホルモンバランス側からのアプローチは危険があり、お勧めできません。
そのため、もし妊活中に「マカのサプリメント」を飲んでいた方は注意が必要です。
というのも、マカに含まれる栄養素の中には、
女性ホルモンのエストロゲンの働きを活性化させ、
卵胞ホルモンを分泌させてしまう性質を持っているものがあるからです。
なので妊活中に「マカのサプリメント」を飲んでいた方は、
あくまでも栄養摂取の助けに『たまに飲む程度』に抑えた方が無難です。
妊娠中の体重管理の注意点
妊娠中の体重管理も特に下半身に水分を含んだ柔らかい脂肪が付きやすい妊婦さんの場合は塩分の摂り過ぎに注意する事が大切です。
これは妊婦健診の項目の中に『浮腫=むくみ』と『尿タンパク』の項目があるからです。
塩分を摂り過ぎてしまうと、下半身のむくみの原因になるのは前述の通りですが、
カリウムやノンカフェインのコーヒーを飲む事で解消しやすくなります。
これは、カリウムやコーヒーには利尿作用があるからです。
しかしながら、むくみをこういった手段だけで解消しようとすると『尿タンパク』が心配になります。
尿タンパクが出てしまうと、妊娠糖尿病や妊娠中高血圧症候群(妊娠中毒症)の危険性も出て来るからです。
なので、根本的に塩分摂取量を注意して、カリウムを多めに摂らないようにしましょう。
また、脂質と糖質の摂り過ぎに注意することも大切です。
これは、血液がドロドロになり、血流が悪くなり、赤ちゃん栄養を運ぶ働きが鈍くなるためです。
これらの『妊娠中に摂り過ぎがいけないもの』を注意しながら、
お尻が下がらないように適度な運動を並行して行うことで、体重管理と妊娠中ダイエットにも貢献しますよ。