正しいMCTオイルの選び方│どんな基準で選べばいいの?
中鎖脂肪酸が豊富に入っていてココナッツオイルよりもダイエットや美容面で注目されているMCTオイル。
毎日の食事でも取り入れたいオイルの一つなのですが、
スーパーやデパートなど多くのお店で見かけるようになってきました。
種類も多く価格もまちまちなのでどれを選んでいいのかわかりにくいですよね。
そこでこれほど注目されているMCTオイルの選び方を紹介します。
良質なMCTオイルというのがどんな基準で選べばいいのかをご覧ください。
MCTオイルの正しい選び方
MCTオイルと言えども様々なメーカーから販売されていて
価格も異なります。せっかくな良質な油なので
できるだけいいものを選びたいところですよね。
ではいいMCTオイルを選ぶためにはどんなポイントを見ていけばいいのでしょうか。
- 中鎖脂肪酸に注目
- 原産国に注目
大きく分類して、この2つのポイントがMCTオイルの正しい選び方と言えるでしょう。
中鎖脂肪酸に注目
中鎖脂肪酸はダイエット面で注目されているのですが、
話題のMCTオイルの中にはこの中鎖脂肪酸が100%配合ではなく、
一部違うオイルを配合しているものもあるようです。
同じように健康面でも注目されているオリーブオイルや
キャノーラ油などの油よりも、中鎖脂肪酸というのは
4~5倍近く早いエネルギー変換ができます。
これは中鎖脂肪酸を摂取しても体内に蓄積されにくくて
消費が早いためにお肉が付きにくいことを意味します。
そのためMCTオイルをダイエット面で使用する場合は混ざりものの油ではなく、中鎖脂肪酸100%のものを選ぶといいと思います。
そして中鎖脂肪酸と言ってもココナッツ由来のものだけではなく、パーム油も存在します。パーム油というのはアブラヤシから作られている油でココナッツ由来のものよりも酸化しやすく、熱にも弱いというデメリットがあるんです。
そのため中鎖脂肪酸はココナッツ由来のものを選ぶことも必要となります
原産国に注目
MCTオイルの原材料となるココナッツは様々な国で栽培され生産されています。その中でも実はフィリピン産のココナッツを使っているオイルを選んでもらいたいと思っています。
フィリピンはココナッツ庁を設置してココナッツの品質を管理しているくらい国を挙げて安全性や品質にこだわり、差別化を図っている国なんです!
MCTオイルにはココナッツ以外のオイルが混ぜられているものもあるらしいので、原材料にもこだわってパッケージの裏面の原材料表記と生産国なども確認するようにしましょう。
ある程度価格もするMCTオイルです。毎日口にすることで効果を感じてもらいたいのですが、正しい選び方をして、商品選びの参考にしてみてください。
MCTオイルの目的別での選び方
MCTオイルを選ぶ際にその目的を明確に持っている方は目的に応じてMCTオイルを選ぶという方法もあります。
大きく分類するとMCTオイルを求める目的というのは
- ケトン体ダイエットをしたい方
- アルツハイマーや脳神経系の疾患の予防が目的の方
- 美容目的で使いたいという方
という3つに分類することができると思います。
ケトン体ダイエットをしたい方のMCTオイル
ケトン体ダイエットをしたい場合はやはりMCTオイルはおすすめです。
もちろん先ほど話をした中鎖脂肪酸にはこだわったほうがダイエットの結果も出やすいと思います。
アルツハイマーや脳神経系の疾患の予防が目的の方のMCTオイル
MCTオイルがアルツハイマーや脳神経系の疾患の予防に有効だというのは最近研究者の間で話題になっています。
脳機能を改善するためのケトンを生成するため、それが脳の代替エネルギーとして働いてくれるんだそうです。
同時にケトン体が血糖値を下げたりすることで、糖尿病やインスリン抵抗性の改善までその効果は及ぶのだそうです。
ただし、こういった目的の場合はかかりつけの医師の指示に従ってください。現在処方されていたりする薬との相性なども考えなくてはならないためです。
美容目的でMCTオイルを使う場合
美容目的の場合はMCTオイルの美容効果が魅力的だと思ってもココナッツオイルの方がおすすめです。
というのは、美容目的の場合ラウリン酸が
豊富に入っていることが望ましいのですが、
MCTオイルよりココナッツオイルの方が価格面で安いということと、
ココナッツオイルでもラウリン酸は50%近く含まれているため十分に感じます。
もちろんココナッツオイルであるのならコールドプレス製法で生成されたエキストラバージンオイルが望ましいですね。
MCTオイルを選ぶ際の注意点
MCTオイルというのはとても優秀な油で中鎖脂肪酸が豊富なので健康にもダイエットにも注目されているのですが、メーカーによって中鎖脂肪酸の含有バランスが違うんです。
購入する場合はMCTオイルの中鎖脂肪酸の含有比率を確認してから選ぶといいと思います。
正しい1日の摂取量はどのくらい?
また1日の摂取量にも注意したいところです。どんなにいい食品や食材でも過剰摂取は体の負担になる場合があります。
ただしMCTオイルには副作用はないようです。現在ではMCTオイルの副作用に関しては報告がありません。
メーカーの摂取基準は1日ティースプーン1~3杯が推奨されているので、その量を目安にして飲むといいでしょう。
MCTオイルとココナッツオイルの違い
MCTオイルには中鎖脂肪酸が100%配合なのに対してココナッツオイルは中鎖脂肪酸が約60%配合です。
ここまでで説明したようにMCTオイルと言われていても他のオイルと混ぜられていて中鎖脂肪酸が100%になっていないものもあります。
それでもMCTオイルとココナッツオイルとでは中鎖脂肪酸の含有量が圧倒的に違うんですね。