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妊娠中の貧血は鉄剤での対処が正しい?

貧血

妊娠すると妊婦さんの体では小さな命を育むためにいろいろな変化が起きていきます。
そういった中で立ちくらみや動悸、息切れなど貧血の症状も現れる方が多くなってきます。

 

貧血の症状も妊娠中には起こりやすく、妊娠中の検診で貧血と診断されると処方される鉄剤を
このページでは特集したいと思います。

めまいとたちくらみ

 

産婦人科で貧血というとお医者さんから処方される鉄剤をすでにお世話になっている方も多いのではないでしょうか。
この鉄剤は薬なので副作用についても注意が必要なことを知っていましたか?
処方箋には書かれていると思うのですが、なんでも説明書って読まないことがありますよね。
意外に鉄剤に副作用があるということを知らない方は多い傾向にあります。

 

妊娠すると多くなる貧血の症状と種類

一言貧血といっても様々な症状の形で現れ、感じ方も個人差があるようです。
まずは貧血の症状がどんなものがあるのか見ていきましょう。

 

貧血には様々な症状がある

貧血というとどんなイメージがありますか?
くらっとするイメージがほとんどだと思いますが、実は症状もいろいろあるんです。

  • 立ちくらみ
  • 目がチカチカする
  • 動悸
  • 息切れ
  • 耳鳴りやめまい
  • 頭痛

このように貧血の一般的な症状を上げただけでも意外に多く感じませんか?

 

次に貧血という症状自体の種類がどんなものがあるのかをみていきます。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 再生不良性貧血
  • 悪性貧血
  • 溶血性貧血
  • 二次性貧血

 

貧血は医学的にはこのように分類され種類があるんです。

 

妊娠中の妊婦さんが多いのは鉄欠乏性貧血といわれているのですが、自己判断しては間違った対処法をしてしまい治るどころか悪化する可能性すら出てきます。

 

妊娠中に多い鉄欠乏性貧血の原因

鉄欠乏性貧血というのは、妊娠中にもっともよく表れる貧血といわれているのですが、多くの場合見分け方としては、あっかんべ~をした状態の下まぶたのうらの充血具合などで判断されることが多く、変わった判断方法としては献血時に貧血気味ですと先に言っておいて貧血だと判断してもらうという面白い方法をされている方もおられるようです。
この鉄欠乏性貧血は原因としては、鉄分不足と生理や消化管出血などの慢性出血の2つが影響を与えているといわれています。

 

鉄分不足は想像道理だと思いますが、慢性出血について多少補足説明していきますね。
慢性出血というのは、大量ではないけれど継続的に出血をしている状態をいい、消化管というと胃腸や腸内の壁など体内のどこかで断続的に地が出ている状態を言います。痛みや症状として表れている場合はわかるのですが、慢性出血は自分では気が付かないことも多いので急に貧血になる方もおられます。

 

なぜ妊娠中に鉄欠乏症貧血は多いのか

妊娠中は胎児を成長させるためにも、出産に向けてママの体が準備するためにも体内の血液量は増加します。比較すると妊娠前の約1.5倍まで血が増えるといわれています。
その一方妊娠すると貧血になりやすくなる。この両者の減少は一見するとすごく矛盾すると思いませんか?

 

 

お医者さんで調べてもらう場合、血液の中の赤血球の数値で貧血というのは判断されます。一般的にはヘモグロビン値が11g/dl未満だと少ないということで貧血の判断が下されるんですね。
その際に妊娠中だと鉄剤が処方されることが多いのですが、この鉄剤は注意事項があるんです。

 

鉄剤の注意すべきこと

鉄剤というのは手軽に鉄分を補給できるということで処方される錠剤なのですが、種類も多く、様々な製薬メーカーから開発されています。
妊娠中という体の安全を大事にしなければならない時期だけに、多くの医師がエーザイ製薬のフェロミナという名前の鉄剤を処方されます。
この鉄剤は子供にも処方されるほど副作用の心配が少ないのですが、全くないわけではありません。

 

一般的に鉄剤の副作用として

  • 便が鉄分の影響で黒くなることがある
  • 食べ物を食べているときに金属の味がする場合がある
  • 消化器系の症状が現れることがある
  • 湿疹やかゆみ

というものです。この中で消化器系の症状というのが少しわかりにくいかもしれませんが、便秘や下痢、吐き気、嘔吐、胸やけなどの症状があてはまるのですが、さらにこの中でも吐き気やおう吐、かゆみなどに関しては特に注意が必要になります。

 

消化器系の症状が表れやすいのは鉄剤と一緒に胃薬や整腸剤も処方されることが多く、合わせて飲むことで症状を軽減させることが期待されます。

 

かゆみに関しては、体に直接現れる現象として拒絶反応として表れているので、蕁麻疹なども含めて症状が現れた場合は、鉄剤の服用をいったんストップして医師に相談するようにしましょう!
鉄剤自体が貧血の改善ということに対して長期間服用しなければならない薬なので自分の体のためにも、お腹の中の赤ちゃんのためにも注意していきたいものです。


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