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妊娠中の妊婦さんとむくみの関係

妊娠中のむくみというのは、ほとんどの妊婦さんが経験することでもあります。

 

同じむくみといっても妊娠前のむくみとは内容が違っているのも特徴の一つではあるのですが、
妊婦さんには冷えとむくみが大敵とよく言われています。

 

むくみが起こると脚が太くなって『象足』になってしまう方もおられます。
それに、単純に痛くてつらくなってしまいます。

 

そこで、このページでは、妊娠中のむくみの原因と対策を一緒に詳しく見て行きましょう。

妊娠中のむくみの原因

妊娠中のむくみの原因は、大きく分けて3つあります。

  • ホルモンバランスの変化
  • 塩分の摂り過ぎ
  • 身体の冷え

これらの3つの原因が主なものになるのですが、
安心して実践できる正しい対策を知るためにも、もう少し詳しく見てみましょう。

ホルモンバランスの変化

妊娠中に起こるホルモンバランスの変化は目まぐるしいものです。

 

初期はヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが分泌され、胎盤や臍帯(へその緒)が作られます。
それが、安定期に差し掛かる頃には、赤ちゃんの成長のためにエストロゲンが。
そして、胎盤を安定させたり、羊水量が保てるようにプロゲステロンが増え始めます。

 

特に、プロゲステロンは、妊娠中にお産に向けて血液量を増やす働きと身体の中に水分を溜め込む働きがあり、これが妊娠中のむくみやすさの根本的な原因となります。

 

しかしながら、プロゲステロンは前述の通り、妊娠中の母胎と赤ちゃんを守るためと血液量の増量と管理のために分泌されているホルモンなので、
プロゲステロンの分泌量を抑えたり、エストロゲンの分泌を増やしたり、
または大豆イソフラボンなどのエストロゲン様物質の摂取などのホルモンバランスに影響を与える『ホルモン側からのむくみ対策』はできません。

 

つまり、妊娠中は塩分を摂り過ぎないことや身体を冷やさないようにすることでむくみ対策を行わなければいけません。

塩分の摂り過ぎは要注意!

塩分の摂り過ぎは、体内のナトリウム濃度が上がってしまうため、妊娠中でなくてもむくみの原因になります。

 

というのも、ナトリウムには水分と結びつくことで体内のナトリウム濃度を調節する働きがあるためです。
つまり、塩分を摂り過ぎてしまうと、その分体内に水分を溜め込んでむくんでしまうんですね。

 

妊娠中に一日で摂って良い塩分量は、およそ8gまでとなっています。
8gがどのくらいの量かというと・・・カップヌードルのレギュラーサイズの塩分量が4.8gとなっているのを考えていただけるとかなり少ない量であることが分かっていただけると思います。

 

つまり、カップヌードルをスープまで飲み干してしまうと、それで1日分の塩分の60%が完結してしまうんですね。

 

ですが、妊娠前までは普通に塩分を摂りながら食事をしていた方が、妊娠したからと言って急に8g以下に塩分を抑えるというのは、食事が美味しく感じられなくなってしまうため、別の意味での問題が出てきます。

 

なので、まずは、自分自身でも美味しいと感じる塩分の多いと思うものは避けるということから始めてみるのが良いのではないかと思います。

 

また、塩分を身体の外に水分と一緒に排出する働きのあるカリウムを積極的に摂るようにするとむくみにつながる塩分濃度の上昇を抑えてくれますよ。
そして、お水をできるだけ積極的に飲むようにしましょう。

 

カリウムを摂ることが出来る『トウモロコシのひげ茶』などもおすすめですよ♪

身体の冷えは妊婦の大敵!

妊娠中はホルモンバランスの変化によって高温期が続くため、暑く感じる妊婦さんが多いと思います。
特に夏になると、気温の高さも相まって、かなりクーラーを効かせて過ごしたくなります。

 

その気持ちはとても良く分かります。
実は、わたし自身も妊娠中にエアコンの使い過ぎで体を冷やし過ぎ!と旦那に怒られたことがあります。

 

妊娠中は前述の通り暑く感じますが、それが先ほどの塩分の排出になる汗をかくことにも寄与しているため、出来るだけ体を冷やさないようにしましょう。

 

また、妊娠中に身体を冷やさないことは、むくみと関連性が高い冷え症の緩和にもつながります。
つま先や指先、手が冷えて痛いほどのシビレを感じる方もおられるので、先ほどの塩分の摂り過ぎと身体を冷やしてしまう事は
では、具体的に妊娠中のむくみ対策について一緒に見て行きましょう。

妊娠中のむくみ対策

妊娠中のむくみ対策は、前述までの原因から見るとかなり正解が見えてきます。

  • 塩分の摂り過ぎを控えること
  • カリウムを積極的に摂ること
  • 身体を冷やさないこと
  • お水やお茶などの塩分や糖分を含まない水分を飲むこと

これらの対策が妊娠中のむくみ対策に有効な手段になります。

 

むくみが水分の摂り過ぎで起こると考えている方も多いかも知れませんが、実は身体の水分量が少なければ少ないほどナトリウム濃度が比例して上がって行ってしまうので、余計にむくみやすくなりますよ。

 

妊娠前でも生理が来ると足などむくみやすいって経験ありませんか?
生理は出産の準備と言われています。
生理が来るとむくみだけではなく、集中力がなくなったり、肌荒れが来たり個人によってその差はありますが、体にも影響を与えます。
妊娠するとそういったものが本格的に体に現れてくるんですね。

カリウムってなに?

カリウムは簡単に言うと、体内の余分な塩分を汗や尿で外に排出してくれる働きがある成分です。
なので、ついつい塩分を摂りすぎてしまったときでも、カリウムを摂るようにすることで、むくみ対策をすることが出来ますよ。
また、カリウムはわたし達人間の身体の中でもとても重要な『必須ミネラル』で、イライラ、不安なども和らげてくれる働きがあります。

 

なお、厚生労働省で定められている妊娠中の1日のカリウムの摂取量の目安や妊娠中にオススメのカリウムの摂取の方法などは、
こちらのページでわかりやすく特集しています♪

 

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妊娠中の妊婦さんはむくみやすい?

昔から妊娠するとむくみやすくなるといわれます。
妊娠しなくても現在の女性はむくみやすい環境にいるといえるんですね。

 

女性の社会進出がすすみ、ストレス社会、食生活の欧米化などによりむくみも以前より密接なものになっているんです。

  • ストレスや疲労といった身体的原因。
  • 塩分の過剰摂取。
  • 冷えによる血液の循環不足。

といったようなものが原因といわれています。

 

妊娠するとこういった通常のむくみに加えて、

  • つわり等からくる運動不足。
  • 胎児の成長に伴い子宮が圧迫されて骨盤が広がる。
  • 大腸も圧迫されて水分吸収量の変化。
  • 同じ姿勢で長時間いることで血液の循環が悪化する。
  • 妊娠にともなう体重と脂肪量の増加。
  • 冷えによる血液の循環不足。
  • 妊娠中の体型変化に伴う衣服の締め付け。

といったように更に多くのむくみの要因が増えるんです。

 

では、このようなむくみを解消するためにはどういったことが考えられるんでしょうか。

 

むくみに有効なのは血行の流れをよくするために半身浴だとか、
ストレスをため込まないとかいろいろ言われていますが、
妊娠中はなかなかそういった当たり前のことが大変だったりもします。

 

いろいろなサイトをみると・・・

 

あ~~してください。
こ~~してください。

 

妊娠中だとそういったことが難しかったりもしますよね。><
なので、妊娠中のむくみの対策としては、シンプルに水を飲んでください

 

・・・ちょっと意外だったでしょうか?

 

水を飲むことで体内の新陳代謝をよくしたり、老廃物を排出させやすくすることがとても大事になります。

 

塩分を摂取しすぎると、体内の塩分濃度が上がり、体はその濃度を適正値に戻そうと水分を欲します。

 

といっても、一度に大量に飲むというのではなく、起きている時間にできるだけこまめに水分を飲むという意識で飲むのが良いと思います。

 

例えば、1日で17時間起きているとしたら、1時間おきに200ccずつお水を飲むようにすると、それだけで1日で3.4リットルのお水を飲むことになりまよね。

 

最近話題の水素水も、妊婦さんのむくみに対してはすごく注目されています。

 

これは通常の水よりも、むくみの解消効果がはっきりと表れやすいというのも
その理由の一つといわれています。

 

ちなみに、元モーニング娘の後藤真希さんは、妊娠後期に塩分の摂り過ぎで『象足』なんて旦那さんに言われるくらいむくんでしまったそうです。
その“むくみ”を1ヵ月以内で解決するために水素水を毎日飲んでいたんだそうですよ。

 

なお、水素水が妊婦さんのむくみに効果的ということは別ページでまとめてあるので、
このあとで関連ページとして紹介しますね。

 

こうすることによってむくみはだんだんと治まっていくはずです。
妊娠中はむくみだけではなく様々な変化が起きていきますが、
出産に向けて体がその準備に入ろうとしているわけなので、しっかり準備をしていってくださいね♪

 

【関連ページ】

 

妊娠中の水素水はゴマキもおすすめ!飲む量や飲み方は?

 

妊娠中のむくみによる足への影響

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