妊娠中に歯磨きがつらい時はガムを活用しよう!
今このページを読んでくださっている妊婦さんは、妊娠中に虫歯になりやすいという事はご存じではないかと思います。
妊娠中と言うのは、ホルモンバランスなどの妊娠中ならではの理由から、虫歯ができやすい時期とも言えます。
とはいえ、虫歯予防であれば、毎日朝昼晩、もしくは朝と夜に丁寧な歯磨きをすることで予防することは十分に可能です。
ですが、妊娠中はつわりがあったり、体調がすぐれなかったり、体の痛みで起き上がることが大変だったり、
今まで当たり前のようにできていた歯磨きなどのケアが難しい場合もあります。
そういう時に役立つのが、キシリトールガムです。
歯磨きをガムで済ませると言うのは、少々抵抗があるかもしれませんが、虫歯予防効果の高いガムを選ぶことで、歯磨きするのが厳しい時の応急処置として大活躍してくれるんですよ♪
そこでこのページでは、歯磨きの役割を果たしてくれるキシリトールガムの特徴やメリット、選び方などガムとデンタルケアに関する様々な内容をまとめていきます。
目次
- キシリトールガムは妊婦さんでも安心!
- なぜ妊娠中の歯磨きにガムがいいの?
- どんなガムを選ぶのが良いの?
- 歯磨きをガムで代用するなら食べ方も重要
- まとめ
キシリトールガムは妊婦さんでも安心!
妊娠中は、何を口にするにしても、母体や胎児への悪影響が気になりますよね。
キシリトールガムでも、成分表を見てみると様々な原材料からできていることがわかります。
それらひとつひとつが、母体や胎児に何か悪影響がないかと言うことが気になりますよね。
妊娠中の妊婦さんにとってはとても重要なことですので、1番最初にお伝えしますが、キシリトールガムが妊婦さんやおなかの中の赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはないありません。
もちろん、全く歯磨きをせずにずっとキシリトールガムだけで過ごすというのは別の問題が起こります。
しかしながら、キシリトールガムの成分は赤ちゃんにも影響はありませんのでご安心ください。
通常のガムの場合は、胎児に悪影響があるとされている人工甘味料(アステルパーム)が配合されています。
キシリトールガムの場合は、人工ではなく天然の甘味料でできているため、胎児などへの悪影響はない。
と歯医者さんもおっしゃっているんです。
なぜ妊娠中の歯磨きにガムがいいの?
テレビコマーシャルなどでもお馴染みなので、多くの方が耳にしたことがあるかと思います。
実は、キシリトールガムの特徴は、歯にとても優しい作りになっているんですよ。
そんなキシリトールガムを妊娠中の方が噛むことによって
どのようなメリットを得られるのかについてお話ししていきます。
虫歯の予防
このページをご覧になっている方は、虫歯を気にされていますよね。
まさにそのような方にキシリトールガムは最適なんですよ。
ではなぜ、虫歯の予防効果があるのかと言うと、キシリトールガムの成分には、虫歯の原因となるミュータンス菌というものを殺菌させる効果があるんです。
虫歯の原因菌を殺菌すると言う事は、直接的な虫歯予防につながるため、下手すると、歯磨き以上の虫歯予防効果があるという見方もできるんです♪
また、ガム以外にも、緑茶に含まれているカテキンと言う成分が、ミュータンス菌を殺菌する働きがあります。
しかし、妊娠中の場合は、カフェインの過剰摂取が悪影響につながってしまうと言うことから、緑茶を飲むにしても、いちにちにコップ1杯程度が好ましいと言われています。
※妊娠中は、女性ホルモンが活発に分泌されますが、虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、この女性ホルモンをとても好むため、妊娠中は虫歯になりやすいと言われています。
消化、吸収を助ける
ガムを噛むことによって、歯磨きと同等の虫歯予防効果が期待できます。
また、唾液が多く分泌されるようになり、食物の消化や吸収を助ける効果もあります。
妊娠中にありがちな食べ過ぎを抑制
全員というわけでは無いですが、妊娠中は食べ過ぎに悩んでしまう方も多いと言われています。
そこで、ガムを噛んでいくことによって、満腹中枢が刺激されるため、必要以上の食べ過ぎを抑制することができます。
また、キシリトールガム自体にはカロリーが低いいため、直接的に体重増加につながる心配も無いんです。
この様に、キシリトールガムを噛む習慣をつけることで、歯磨き同等の虫歯予防効果が期待できるほか、体の健康や、体重コントロールにポジティブな効果を与えてくれるんです♪
どんなガムを選ぶのが良いの?
ここまで、キシリトールガムの安全性や、メリット等について解説してきましたが、妊娠中のキシリトールガムは、何でもいいというわけではありません。
先ほど紹介したようなメリットを得るためにも、正しいキシリトールガム選びをする必要があります。
では、どのような基準で選んだらよいのかと言うと以下の3つになります。
キシリトール50%以上のガム
キシリトールガムであればなんでもいいと言うわけではありません。
多くの場合、商品の裏を見ればキシリトールが何パーセント何か書いてある場合が多いので、そちらを確認してみて下さい。
なお、キシリトールが50パーセント以下のガムになってしまうと、ミュータンス菌を殺菌しきれない可能性も出てきてしまいます。
歯医者さんに並んでいるようなキシリトールガムは、キシリトール100パーセントのものが多く、そういったものであれば高い虫歯予防効果を期待できるでしょう♪
シュガーレスのガム
妊婦さんにとって砂糖と言うのは、あまり良いものではありません。
そのためキシリトールガム選びではシュガーレスのものを選ぶことをお勧めします
なお、1日に砂糖を摂取する量の目安は20グラム以内にするべきと言われています。
シュガーレスでないガムを選ぶと、1個あたり2グラム程度の砂糖が使われているため
仮にシュガーレスでないものを選んだ場合は、食事で摂る糖分も考えると、1日5個以下くらいにしておきましょう。
ソフトキャンディーなどは避ける
ミュータンス菌は、ソフトキャンディなどの甘い成分が大好物です。
そのため、ソフトキャンディなどを食べると言う事は、虫歯予防とは真逆の効果になってしまうので避けましょう。
歯磨きをガムで代用するなら食べ方も重要
サブタイトルにもありますが、歯磨きをガムで代用するのであれば、食べ方がとても大切になってきます。
そのためには、4つのステップがあるため、一つ一つ解説していきます。
- 1粒あたり最低でも5分以上は噛むようにして、それを間隔をあけて1日3回程度行います。
- 同時に食べ過ぎを予防する際は、ご飯の30分ほど前にガムを噛むこと
- 1週間から2週間程度この習慣を続けることでプラークが落ちて口内環境が改善されて行きます。
- この習慣を3ヶ月続けることでミュータンス菌が殺菌されていき、虫歯を予防することができます。
以上の4つを振り返ってみると、ガムの噛み方と言うよりは、主にタイミングや継続が大切だということがわかります。
まとめ
もちろんコツコツ歯磨きをしていくことが可能なのであれば、合わせて日常的な歯磨きを行うことも大切です。
しかしながら、つわりや妊娠後期の腰痛で洗面台の前に立っているのがつらいなど、こまめに歯磨き出来ない場合もありますよね。
そういった場合にキシリトールガムを噛む習慣をつけると言う事は、
虫歯になりやすい妊娠中のうちは特に大切な習慣かもしれませんね。
なお、リステリンなどのマウスウォッシュアイテムも、ミュータンス菌の殺菌にとても効果的なアイテムです。
調べたところ妊娠中の方でも安心して使えるとの事でしたので、合わせて使ってみるのも良いかもしれませんね♪