妊娠中のアロマの使い方や選び方｜OK＆NGは？
妊娠中にアロマを使いこなす事が出来ると、つわりを始めとする様々な不快な症状を軽減したり、
精神的なリラックス効果が得られて幸せな妊娠生活を送る助けになってくれます。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化で毎日のように体調も変動します。
疲れも溜まりやすく、精神的にも不安定になりがち。妊娠初期のつわりやムカムカする気分の悪さなどいろいろな悩みを抱える妊婦さんが多いんです。
このページでは、妊娠中にいろいろな使い道がある『アロマオイル』について利用法をまとめました。
- アロマの使い方
- つわりに効果的なアロマ
- 妊娠中のOK＆NGアロマ
- 妊娠初期のアロマの使い方は要注意
- アロマで幸せな妊娠生活
このような順番で一緒に見て行きたいと思います。
妊娠前に生理痛緩和やリラックスに使っていたアロマオイルはそのまま使って良いの？などなど
アロマオイルの妊娠中の疑問をしっかり解消して、幸せな妊娠生活を過ごしましょうね♪
そもそもアロマってなに？
アロマは、精油と呼ばれる様々な植物の抽出液のことです。
アロマオイルとは、アロマの精油をベースオイルと呼ばれるアルガンオイルやオリーブオイル、ココナッツオイルなどで希釈したものを指します。
アロマは、ベースオイルと呼ばれるアルガンオイルやオリーブオイルなどの植物性オイルでアロマの原液を希釈したアロマオイルで使うのが一般的に知られたアロマテラピーの使い方です。
ベースオイルはキャリアオイルとも呼ばれています。それにアロマ（精油）を加えて希釈したものがアロマオイルという事ですね。
- オイルと混ぜて焚く
- アロマオイルマッサージ
- お風呂に原液のアロマを数滴加える
これらの使い方が一般的ですが、アロマオイルの中には通経作用（生理周期を活発にする）ものや子宮収縮を促してしまうものもあります。
後ほど、詳しく種類別の働きをご紹介しますが、妊娠中のホルモンバランスは特殊な状態です。
無用なリスクは控えるようにしたいですね。
また、妊娠初期は直接肌に塗るマッサージやお風呂にたらすなどの使い方は避けた方が良さそうです。
ハンカチに含ませて芳香浴を任意のタイミングで楽しむようにしましょう。
この使い方は、リラックス効果もあるため、つわりの軽減にも効果的ですよ。
つわりに効果的なアロマオイル
つわりに効果的なアロマオイルは
- グレープフルーツ
- ベルガモット
- レモン
これらの柑橘系やハッカ系のアロマオイルを含ませたハンカチを用意して気分に合わせたタイミングで嗅ぐと良いでしょう。
つわりには、食べられなくなってしまうものと、少しでも空腹感があると気分が悪くなってしまう食べつわりがあります。
つわりは妊娠初期に起こる症状ですが、まれに後期までつわりが続いてしまう方もおられます。
つわりの原因は、ホルモンバランスの変化によるものなのですが、症状が安定期に入る頃に消えたり、臨月近くまで続いてしまう方もおられるという個人差の部分についてははっきりとした理由が分かっていません。
出掛けていると平気なのに、自宅ではつわりが酷くなるという方もおられるので、精神的な要素がつわりの症状を左右しているのは間違いなさそうです。
妊娠中OK＆NGアロマは？
妊娠中に使って良いOKなアロマと危険な作用のあるアロマをまとめました。
妊娠中に使って良いアロマオイル
妊娠中に使って良いアロマは、リラックス効果も期待でき、通経や子宮収縮作用もないものです。
- レモン
- ネロリ
- オレンジ
- グレープフルーツ
これらの柑橘系のアロマはリラックス効果もあり、子宮収縮や通経作用などもないため、安心して使う事が出来ますよ。
妊娠中にNGなアロマ
通経作用があるアロマは妊娠中のホルモンバランスに影響を与える可能性があるため禁忌とされています。
通経作用のあるアロマは
- クラリセージ
- サイプレス
- シナモン・カッシア
- ラベンダー
- カモマイル・ローマン
- ローズ
- ローズマリー
これらのアロマは通経作用があると言われており、絶対に使ってはいけないというわけではありませんが、無用なリスクは避けた方が良いですね。
子宮収縮作用のあるアロマは
- ジャスミン
- クローブ
- サイプレス
- シナモン
- パルマローザ
これらのアロマは、子宮収縮作用があると言われています。
分娩を促す作用になりますので、臨月までは使用を避けた方が良いでしょう。
産み月になって分娩を促進したい場合のみは例外として使用される場合もありますが、あくまでも例外ですので、専門家や医師の指示を仰いで下さい。
妊娠初期のアロマの使い方は要注意
妊娠初期のアロマの使い方は、注意が必要です。
妊娠初期は、子宮に胎盤が作られる時期で臍帯（へその緒）も作られます。
子宮に劇的な変化が起こっている最中というべき時期なので、つわりの軽減のために安全なアロマオイルを選んで、芳香浴を行う程度に留めておくのが無難です。
特に、ホルモンバランスに働きかける通経作用や子宮収縮作用があるアロマは禁忌です。
アロマで幸せな妊娠生活
ここまで、妊娠中のアロマの使い方や使って良いもの、使ってはいけないものを一緒に見て来ましたがいかがでしたでしょうか。
妊娠中は、経産婦の方でさえ『前回はこんなに体調が悪くなる事はなかったのに・・・』といったようなことが起こり得ます。
アロマは、安全なものを正しく選んで、安全な使い方をすれば、妊娠中のつわりを始めとする様々な不快な症状を和らげてくれますよ。
元気な赤ちゃんを産むためにも、自分自身の幸せのためにも妊娠生活を心から楽しめるようにしたいですね。