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妊娠中の急な体重増加を防ぐ5つの出来ること

妊娠中の体重増加は本当に頭の痛い問題ですよね。

 

妊娠中はホルモンバランスの変化によって脂肪と水分を溜め込みやすい体質になってしまうので、通常時ならほとんど問題ない位の食事でも簡単に太ってしまいます。

 

ですが、そんな妊娠中の体の状態であるために、妊婦検診では毎回のように体重の増加ペースをモニタリングされて、ちょっとでも理想のペースよりも多かったりすると厳しく指摘されたりもします。

 

そのため、妊娠中は妊婦検診に行きたくない!なんて思ってしまう妊婦さんも多いんです。

 

そこでこのページでは、妊娠中の体重増加の理想的なペースとそれを実現するための注意点、赤ちゃんの栄養の供給が滞ってしまう可能性もある無茶な食べないダイエットをしないために、体重管理の仕方なども一緒に合わせてみていきたいと思います。

 

妊娠中の体重管理が必要な理由は?

妊娠中に体重管理が必要になる理由は、主に3つの要素です。

 

  • 妊娠糖尿病の予防
  • 妊娠中高血圧症候群の予防
  • お産を軽くスムーズにするため

 

これら3つの家によって妊娠中は体重管理が必要と言われています。妊娠糖尿病は、妊娠中のホルモンバランスによって膵臓の働きが低下して「インスリン抵抗性」がついてしまうために食べ物や飲み物で撮った糖質をエネルギーに変換できない状態になる可能性もあるため糖質を溜め込みやすい身体になってしまい、血糖値が急激に上がってしまうことによって起こる病気です。

 

糖質は妊婦さんに限らず人間にとっては活動するために必要なエネルギーです。

 

しかしながら、糖質をエネルギーとして使うことができず、体の中に溜め込んでしまうようになっては、血糖値が上がり血液がドロドロになってしまうため赤ちゃんにちゃんと必要な栄養を送ってあげることができなくなってしまう可能性があります。

 

また妊娠糖尿病自体が妊娠中高血圧症候群によって、流産や資産につながってしまう危険性もあるため、妊娠中糖尿病はとても怖い病気なんですね。

 

妊娠高血圧症候群は、前述の通り妊娠糖尿病が引き金で起こります。

 

また、塩分や糖分の取りすぎを注意しながらでも、少しずつたまっていた糖質が結果的に血流を悪くして心臓に負担がかかってしまうことにより、赤ちゃんのベットである胎盤に必要な栄養や赤ちゃんのために必要な栄養の両方が足りなくなってしまうことも。

 

そのため、流産や死産の危険性が出てきます。

 

また、お産の時に出血量が多くなってしまう危険性も高くなるため、妊娠中の高血圧はとても注意しなければならない要素の1つなんです。

 

また妊娠中に体重が増加しすぎてしまう要因としてホルモンバランスがあります。
妊娠中は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の働きで妊娠状態を維持したり、
赤ちゃんがいるお腹の中の羊水の量を一定レベルに保ったり、
万が一妊婦さんが大怪我をしてお腹の赤ちゃんに必要な栄養を取るための食事が何日間もできなくなってしまうなどの緊急事態に備えて、
妊婦さんの体に脂肪と水分を溜め込む事によって最悪の事態を回避するため仕事水分を溜め込みやすくなります。

 

妊娠中はこれらの要因のためにホルモンバランスが変化して、妊婦さんの体を『全ての面において赤ちゃんを守るため』優先に働くようにできているんです。

 

そのため、妊娠中は太りやすく、急激な体重増加が起こりやすいんですよ。

 

妊娠中の体重増加を急激にしないためにできる5つ

妊娠中に起こりやすい急激な体重増加を予防するためにできることとしては主に5つのポイントがあります。

  • 脂質や糖質を摂りすぎない
  • 塩分の取りすぎを控える
  • 適度な運動を心がける
  • 水分をできるだけこまめに補給する
  • ストレスを抱え込まないようにする

これらの5つのポイントが妊娠中の急激な体重増加を引き起こさないためにできることの5つのカギになります。

 

次にこれらの要素をそれぞれの項目で具体的に見ていきましょう。

 

糖質や脂質を摂り過ぎない

脂質や糖質を取りすぎないことと言うのは、普段からダイエットを心がけている方なら妊娠中でなくても当然と言えるかもしれませんね。
ですが通常時と違うのは「妊娠中は母体と赤ちゃん2人分のエネルギーのための栄養が必要になる」という点です。

 

そのために、しっかり食べなきゃいけないけど、栄養バランスが偏ったり、食べ過ぎたりしても良くありません。
妊娠中に1度にとって良いカロリーは、妊娠初期と安定期、後期から臨月と言うタイミングによって大きく変わります。
それらの要件を満たす事が妊娠中の体重増加を防ぐ体重管理のコツになるんですよ。

 

塩分を控える食生活

妊娠中の塩分の取りすぎは、尿タンパクの検出やむくみにつながります。
妊娠中は、先ほども言った通り『脂肪や水分を溜め込みやすい体質』になっているため、とても太りやすいんです。

 

そのため妊娠中の体重管理は糖分よりも塩分の方が取りすぎに注意しなければならないと言う助産師さんもいるくらいなんですよ。

 

塩分は、毎日の食事で摂り過ぎない事が大切ですが、味気ない料理を食べていては食欲も失せてしまいます。
お腹の赤ちゃんのためにも自分自身のためにもそれは避けたいので、塩分を抑えながら『味をピリッと締めるコツ』があります。
レモンやスパイス、ポン酢などを使って、出来るだけお塩を使わないようにする事が出来ます。

 

レモン、ゆず、かぼすなどは、果汁を絞りかけるだけではなく、農薬が残らないようにしっかり水洗いした皮を冷凍して、
おろし金ですりおろしてパラパラまぶしてあげると、味がピリッと締まりますよ♪

 

水分を多めにとる

妊娠中は、水分をできるだけこまめにそして多く摂取するようにしましょう。
それもできるだけ、炭酸ジュースや甘い飲み物ではなく水やお茶などで取る必要があります。
妊娠中に水分をこまめにそして多めにとることが必要になる理由は、前述の通り塩分濃度が高くなりやすい妊娠中の体の中で塩分濃度を調節するためです。

 

また妊娠中はホルモンバランスの変化によって体温が高く維持されて、体が火照ったりすることで汗をかきやすくなっています。

 

ですが、妊娠中はできるだけ水分を摂って体の中から古い水分を排出しつつ、キレイな水分を取り入れることで、赤ちゃんのために栄養を運ぶ血液をきれいな状態に保つことができるんですよ。

 

妊娠中にも適度な運動は大切

妊娠中も適度な運動はとても大切になってきます。
これは急激な体重増加を起こさない為の体重管理の目的もありますが、
もっと大きな理由があるんです。

 

それはお産をスムーズに軽くするためなんです。
お産は陣痛のタイミングに合わせてリズムよく呼吸と『いきみ』をくり返さなければいけません。

 

そのためには数時間に及ぶ陣痛の痛みと呼吸法やいきむことを無事に行えるようにするための基礎体力が必要になってくるんです。

 

お産によって体が受けるダメージは交通事故のほうがマシと言われたり、お産は絶対に体力勝負!と言う助産師さんもいるほどです。
そのため、妊娠中に普段からウォーキングを行ったり、ストレッチで体をほぐして体が硬くならないようにしたりということが大切になってきます。

 

お産に向けてストレスを溜め込まない

お産に向けてストレスを溜め込まないようにすることも体重増加を管理するために大切です。
初産の方は当然ですが、経産婦の方でも、体の状態に不安があったりすると「本当に無事に赤ちゃんを埋めるんだろうか」と不安になり、ストレスを溜め込んでしまうことも。

 

それが妊娠中も食べづわりなどの食欲と絡んで、食べることに向かってしまったりすると、急激な体重増加と言うことになります。

 

なので、ストレスの原因になる不安は、相談相手を作ってなんでも相談しましょう。
ただ単に『話しをするだけでも楽になる』ということもありますよ。

 

妊娠中の体重増加を防ぐコツのまとめ

ここまで妊娠中の体重増加について一緒に見て来ましたがいかがでしたでしょうか。
『妊娠中は栄養を使う順番ですら赤ちゃん最優先になる』という事実があります。

 

そのためにホルモンバランスの変化も体調や体型の変化も起こるんです。

 

今まで経験したことがないような変化に戸惑うのは当然の話で、それにいちいち動揺していては、産後の子育てなど出来ません。

 

元気な赤ちゃんに無事に会って、忙しいながらも幸せな毎日を送るためには妊娠中の過ごし方が大切です。

 

体重増加が気になる時期ということは、もう少しで赤ちゃんに会えます。
それまで頑張って自分の身体を守ってあげて下さいね。

 

無事に出産を終えて、元気でかわいい赤ちゃんに会えることを祈っています。

 

妊娠中ダイエットの大事なポイント

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