妊娠後期のダイエットのコツを5つに分けて特集
このページでは妊娠後期のダイエットのポイントについて大きくいくつかに分けた形でわかりやすくシンプルにご紹介をしたいと思います。
妊娠後期というのは、妊娠8ヶ月目(29週目)から妊娠9ヶ月目の末(39週6日目)までの2カ月間になります。
この時はすでに妊婦検診も毎週受ける形になっていることが多いかと思います。
中には体重が激増してしまって妊婦検診を受けるのが嫌という理由で憂鬱になってしまい妊婦検診の日に具合が悪くなってしまうような妊婦さんもおられます。
ですが、妊婦検診は妊娠中の母体の健康と赤ちゃんの成長をしっかりと見守るための必要な検査なので、出来る限り受けるほうが安心もできます。
また、エコー検査でお腹の赤ちゃんが『かわいいしぐさを見せてくれたりすることもある時期』で
体重管理が厳しいと言ってもモチベーションを維持するきっかけにもなりやすい時期です。
またその時に、先生やベテラン助産師さんにから妊娠中の体重の激増で
『嫌味たっぷりで指摘されたり』
『きつく叱られたり』
実はわたしも経験があります。泣
先週から1.2キロも太っちゃダメだよ!こんなんじゃうちじゃ産ませてあげられないよ!って言われたこともあります。
とはいえ、妊娠後期は『空気を吸うだけでも太る』と言われるほど血液量の増加や羊水、赤ちゃんの順調な成長で
体重が激増しやすい時期で、先ほども『妊婦健診を前にゆううつになって具合が悪くなってしまう妊婦さんもおられるほど・・』とご紹介した通りのタイミングです。
いっそのこと『前日に完全な断食ダイエットをしてやろうか・・・』なんて思ってしまいかねない時期ですが、お腹の中で順調に赤ちゃんが育っているということは
それだけ『必要としている栄養価の高さも大切な時期』と言えます。
そのため、栄養補給を助けてくれる葉酸サプリなどで栄養バランスを整えて、
食事のメニューはほとんどゼロカロリーの『こんにゃくご飯』などで通すという妊婦さんもいます。
確かに、必要最低限の栄養素はカバーできて、カロリーはグッと抑えることが可能ですが、満足感が得られない食事ではストレスも溜まります。
そこで、このページでは、妊娠後期のダイエットポイントを大きく5つに分けてご紹介して行きます。
では、早速妊娠後期のダイエットのポイントについて見ていきましょう。
妊娠後期のダイエットのポイント5つ
妊娠後期のダイエットのポイントは大きく分けて5つあります。
- 塩分を摂りすぎないこと
- 糖質をできるだけ控えること
- 適度な運動を行うこと
- 体を冷やさないこと
- 睡眠をよくとること
妊娠後期のダイエットのポイントは大きく分けてこの5つになります。ではこれらの1つずつの良さについてもう少しだけ詳しく見ていきましょう。
塩分の取りすぎに注意!
塩分の取りすぎに注意することは妊娠中初期から安定期後期にかけて常に気にしなければいけないことなのですが、
特に妊娠後期の場合はかなり重要なポイントとなります。
妊娠後期に塩分の取りすぎに注意が重要になってくる理由は、
お腹の赤ちゃんが大きくなってくることで、至急も大きくなり朝や膀胱が圧迫されることで血流が悪化しやすくなるからです。
また、妊娠高血圧症候群は、特に妊娠後期で発症しやすくなります。
ある一定レベル以上の血圧の数値になると妊娠高血圧症候群と診断されるため、
妊婦検診では常に血圧を測定されます。
完全に塩分の取りすぎだけが妊娠中高血圧症候群の原因というわけではありませんが、
塩分の取りすぎが大きな要因の1つになる事は間違いありません。
というのも、妊娠中高血圧症候群の住所と診断されると塩分をかなり抑えた生活をするように病院に入院して管理された食事をとることになるからです。
これは、妊娠中高血圧症候群をさらに悪化させないため措置として取られるので、それと同時に降圧剤を併用して安静を求められます。
その理由は、妊娠中高血圧症候群が早期胎盤剥離による早産や大量出血という母体と赤ちゃんの命の両方にかかわる重大な症状につながってしまう恐れがあるからです。そのため、妊娠中は特に塩分の取りすぎには注意しましょう。
脂質と糖質の取りすぎに注意!
妊娠中は塩分の取りすぎに注意しなければいけない事は先ほどご紹介した通りですが、実は脂質と糖質の取りすぎにも注意する必要があります。
脂質については妊娠中の毎日の食事で大体30パーセント程度の脂質をとることが必要とされていますがそれ以上に多すぎても少なすぎてもあまり良くはありません。
なぜならば、赤ちゃんが健康に成長するための栄養の1つに脂質があるからです。
しかしながら、糖質については妊娠中の『血液の質を悪化させてドロドロにさせてしまう原因になる』ためにできるだけ控えたほうが良いでしょう。
具体的には、妊娠中の食事に着いてご飯、パン、麺類などの量をできるだけ控えた方が良いということです。
具体的な量についてはどのくらいが良いかというと、妊娠前の通常時の約半分ぐらいまで抑えてしまうという方が多いようです。
ご飯やパン、麺類等は体の中でデンプンに分解された後に糖質へと変換されます。
もちろん体を動かすためのエネルギー源になるものではあるのですが、妊娠中は赤ちゃんを育てる必要があり
体を動かすエネルギー源よりも『バランスの良い栄養をとることが大切』になるためです。
妊娠後期の炭水化物抜きダイエットはどうなの?
炭水化物抜きダイエットは、確かに効果的に糖質を抑えることができます。
ですが、『完全な炭水化物抜きダイエット』には、栄養面での問題があります。
どういう事かというと、同じ炭水化物の中でも『お米』は、遺伝子情報を安定させる“核酸”というミネラルが含まれているからです。
先ほど、妊娠前の通常時の半分ほどまで炭水化物を抑えるというお話をしましたが、完全な炭水化物抜きダイエットをおすすめしなかったのはこのためなんです。
もし、どうしても炭水化物を抜いて体重調整をしたい場合はパンやパスタ、うどんなど『核酸を含まない小麦粉(グルテン)』を控えると良いですよ。
これは、赤ちゃんの将来的なメタボの危険性や先天異常を予防するためのものなんですよ。
妊娠後期は適度な運動が大切
妊娠後期にも適度な運動が大切になってきます。これも妊娠後期のダイエットのコツの1つになるんです。
しかしながら妊娠中は基本的に激しい運動はできません。
まして妊娠後期の場合はお腹も大きくなってくるためあまり大きな激しい動きはできないはずです。
しかしながらそれでも妊娠中に体重が激増してしまわないようにするためにも、
またお腹の赤ちゃんを健康に育てるためにも、血流を活性化させる必要があります。
そのために運動の質と量が大切になってくるんですね。
妊娠後期になると具体的には、運動に対して次のような点を注意する必要があります。
- 基本的にゆっくりとした動きをする
- 走ったり激しい運動をしないこと
- ゆっくりペースでウォーキングを行うこと
- お腹の張りや痛みを感じたらすぐに休むこと
この4つが妊娠中の後期のダイエットのための運動で注意しなければならないポイントです。
大体1キロの距離をおよそ15分から20分かけて歩く位のペースがちょうど良いでしょう。
もちろん個人差がある話なのでこれは参考程度に留めておいてください。
とにかく無事に出産を終えるまで、お腹の赤ちゃんや子宮に不安定な状況や衝撃などを加えない事が大切なんですね。
また、ウォーキングの最中にお腹の張りや痛みを感じた場合はすぐに休憩を取るようにしましょう。
妊娠後期の8ヶ月目~臨月の時期に子宮収縮が起こると、
そのまま病院に担ぎ込まれて切迫早産や緊急帝王切開で出産などということにもなりかねないからです。
体を冷やさないこと
妊娠後期には特に体を冷やさないことが大切になってきます。
その理由はいろいろとあるのですが、1番大きな理由はまずお腹周りを冷やさないことで
赤ちゃんが暖かいところを求めて動いてしまうことによる逆子などを防ぐという意味があります。
とにかく、妊娠後期はお腹と腰周りは冷やさないように注意すべきです。
急激に冷やしてしまう事は子宮収縮も招いてしまうため、
胎盤剥離を起こしやすく、切迫早産と早期胎盤剥離による大量出血の危険性なども出てくるからです。
睡眠不足にならないように注意すること
睡眠不足にならないように注意することは、妊娠後期のダイエットにも効率が関わってきます。
というのも、睡眠不足がたたって体が疲れている状態になるとまず運動をする気が起こらなくなります。
また、疲れてくると甘いものが欲しくなりますよね。
その分だけ本当なら控えなければいけない糖分をたくさんとってしまうようなお菓子を食べたくなったりしてしまうからです。
出来る限り妊娠後期の体重管理ダイエットの阻害する要因にならないように、できる限り妊娠中は睡眠を積極的に摂るようにしましょう。
もし、妊娠後期のホルモンバランスで生理前のような強い眠気を感じる場合は、無理せず休んでくださいね。
要求される項目が多く大変な後期の体重管理ダイエットですが、
妊婦健診で胸を張って報告してエコー検査でかわいい赤ちゃんを見てモチベーションを高めるなど、妊娠初期ではなかなか味わえなかった充実感も得られる時期です。
もう少しで『あなたを世界で一番頼りにしていて愛している“あなたの赤ちゃん”に会うことができます♪』頑張りましょうね!
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