安定期はいつからいつまでで、どんなふうに過ごしたら良い?
安定期はいつからいつまで?また、どんなふうに過ごしたら良いの?といったような安定期に関する疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
安定期はそのまま漢字の通り、安定した時期ではありますが、そうならば具体的にどんなふうに過ごしたら良いのか?安定していると言ってもどんな事は避けるべきなのか?と、様々な疑問があるかと思います。
そこでこのページでは、安定期の具体的な時期やその時の過ごし方、また、安定期と仕事に関する内容について詳しくご紹介していきたいと思います。
安定期はどんな時期?
安定期とは、妊娠初期の頃のような不安定な体調や吐き気などが落ち着いてきて、今まで過敏になっていた匂いなども平気になってくるなど、主につわりの症状がおさまってくる時期のことをいいます。
また、体のだるさや眠気、継続的に続いていた頭痛なども落ち着いてきます。
あと、妊娠初期の頃はおよそ15%の確率で流産すると言われていたのも、その時よりも可能性が低くなってきたり、お腹の中で胎盤が完成する時期です。
安定期はいつからいつまで?
安定期は一般的には妊娠5ヶ月から7ヶ月頃のことを指します。
ただ安定期とは言っても、体の状態がどれだけ安定しているかは個人によって差が出てきますので、あくまで目安程度に考えておくのが良いと言われています。
中には、つわりや切迫流産などのトラブルが安定期に入っても継続する方もいらっしゃるようです。
また、妊娠後期までつわりが終わらなかったりする方もいるようで、安定期を迎えないまま出産の時期を迎える妊婦さんもたくさんいらっしゃいます。
安定期の過ごし方
安定期に入るまではいろんなことを我慢するかと思います。
一方本格的に安定期に入ると今まで我慢してきたこともある程度できるようになってきます。
それと同時に出産に向けての準備を始める方も多いようです。
そこで安定期に入ってできることが増えた妊婦さんの、お勧めの過ごし方についてみていきたいと思います。
適度な運動を取り入れる
安定期に入ると簡単な運動が可能になってきます。
このタイミングでマタニティースイミングやマタニティーヨガ、マタニティーウォーキングなどをされる方が多いようです。
このような適度な運動は妊娠中に必要な体重コントロールや、出産に必要な筋力作り、呼吸の使い方などを身に付けることができるため可能であればやった方が良いとも言われています。
ただし、何かを行う際は必ず担当のお医者さんに確認を取ることを忘れないでくださいね!
安定期に入ったからといって、自己判断で何でも行ってしまうのはちょっと危険です。
出産や育児に向けての勉強
産院などのプレママ教室に参加して出産に向けて勉強される方もいらっしゃいます。
このような場を活用してママ友の輪を広げる方もいらっしゃいます。
なお、最初は特に1人では心細いかと思いますが、ぱぱと一緒に参加できる教室もあります♪
買い物をする
妊娠中の買い物は妊婦さんにとって良い気分転換になります。
お腹の中にいる赤ちゃんのことを考えながら西松屋に行ったりトイザらスに行って買い物するととても気分が上がります♪
出産直後はあれこれ買いに行くのが厳しいので、安定期にある程度のものを買い揃えていくのもありですね。
旅行に行く
安定期は旅行を楽しむのにも適していると言われています。
特に問題がなく体調が安定している方は、このタイミングに旅行に行ってみてはいかがでしょうか。
何よりも1番の心のリフレッシュになるかと思います^^
ただしこちらも運動の時と同じように必ず担当のお医者さんに相談しましょう。
また、旅先には必ず母子手帳を持参し、念のため旅行先ではどこに病院があるかを把握しておくことも必要です。
戌の日祝い
戌の日祝いは安産祈願で有名ですよね。
日本独自の行事ですが、妊娠5ヶ月目お迎えた方が神社やお寺でお祝いをしてもらえます。
安定期に注意しておきたいこと
先ほどは安定期のお勧めの過ごし方をご紹介しましたが、安定期とはいえ気をつけたい事がいくつかあります。
食べ過ぎてはいけません
安定期の方で多く見られるのが食べ過ぎです。
つわりから解放されたと言うこともあり、食欲旺盛になってしまう気持ちもよくわかります。
ただ、妊娠中の太り過ぎは大変危険ですので、間食はヘルシーなものにするなどして自分なりにコントロールしていきたいところです。
むくみ
妊娠中は体がむくみやすいのですが、あまりにもむくみがひどくなっている場合は妊娠高血圧症候群である可能性があります。
この症状が重症化してしまうとお母さんに対する悪影響だけでなく、赤ちゃんの命にも関わってきます。
そのため安定期に急激な体重増加をされた方や突然むくみがひどくなった。と言う方は早めにお医者さんに診てもらうことをお勧めします。
なお、むくみの原因は体の冷えや塩分の過剰摂取が大きく関係していますので、体を冷やさないように適度な運動を心がけたり塩分の過剰摂取をしないように工夫することも大切です。
便秘
特に安定期に入ったあたりから妊婦さんの体は便秘になりやすいと言われています。
これには赤ちゃんの成長や女性ホルモンのバランスの変化が関係しているのですが、こまめな水分補給を怠らないことや、腸内環境を活発にさせるためにもウォーキングを行ったり、乳酸菌を意識的に摂取したりすることも大切です。
転倒に注意
安定期に入ってから怖いのが転んでしまうことです。
妊娠初期の頃よりも確実にお腹が大きくなっていますので、足元がどうしても見えにくくなってしまいます。
今までの感覚で階段を登ったり降りたりすると転倒してしまう恐れがあるため、特に大きくなったお腹に慣れていないうちは、どこ歩くにしても気をつけていきたいところです。
安定期の仕事について
安定期に入ったら、これからの為にもちょっとでも働いて足しにしたい!と言う妊婦さんもいらっしゃるかと思います。
ただ、仕事に関してはどんな仕事をするかにもよりますし、安定期に入ってからの仕事は安全かどうかは人それぞれ違ってきます。
また、場合によっては妊娠中は適度な運動が必要と言われている中、立ち仕事をすると運動がわりになるためあえて産休ギリギリまで働く方も多くいらっしゃるようです。
ただし、永遠と立ちっぱなしの仕事や、逆に座りっぱなしの仕事、重いものを持つような仕事などの妊婦さんの体の負担になるような内容は避けたほうがよさそうです。
あと、何よりも赤ちゃんが最優先ですので、辛い場合は絶対に無理はしないでください。
何をするにしてもその時の体調がどうかによりますので、必ずお医者さんと相談することが大切です。
最近では在宅の仕事が注目されている
安定期の妊婦さんに限らず、近年は自宅で仕事をしたいというニーズが増えてきており、最近ではウェブサービスを使った在宅の仕事が注目されています。
インターネット関係の仕事と言うと小難しいイメージがあるかと思いますが、初心者の方でもできる内容もたくさんあり妊婦さんや主婦の方にも空き時間を利用して行っているようです。
現場のように周囲に気を使うことなく、体調が悪いときは手を休めることができたりと自分のペースで行えると言う点から妊婦さんにも人気があるようです。
また、こういった働き方であれば出産後も自分のタイミングで仕事復帰ができますし、少し考えただけでもたくさんのメリットがありますね♪
まとめ
安定期に入ると、妊娠初期ではできなかったことができるようになるというメリットがありますが、そんな安定期でも注意点が全くないわけではありませんので、押さえておくポイントはぜひ押さえておきたいところです。
また、出産後に向けて今のうちに少しでもお金を蓄えておきたい。と言った場合、気になった仕事がある際は念のためお医者さんに確認をしておきたいところです。
あと、何かするのであれば、先ほどご紹介した在宅の仕事も選択肢の1つとして魅力的かと思います。