妊娠中の頭痛がする程の肩こりの原因と改善方法まとめ
あなたは妊娠中の肩こりに悩んでいませんか?
妊娠中だと、今まで使っていたような湿布が使えなかったり、マッサージを受けに行きたくても
体調の都合や仕事の都合で、なかなか時間を見つけられなかったりと
うまく肩こりを解消できない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
妊娠中の肩こりは、放置してしまうと、頭痛や腰痛を伴うような症状に発展してしまう場合もあります。
このページでは、そのような方のために、妊娠中と肩こりの関係についてまとめています。
肩こりの原因や、頭痛も伴ってしまう理由、妊娠中の肩こり解消のコツなどもあわせて紹介しています。
もし今現在、あなたが妊娠中のひどい肩こりに悩んでいるなら、このページを参考にしてみてください。
目次
- 妊娠中の肩こりの原因とは
- 妊娠中の肩こりと頭痛の関係
- どんな人が妊娠中に肩こりになりやすい?
- 肩こりになりやすい時期
- 妊娠中の肩こりを改善する方法
- まとめ
妊娠中の肩こりの原因とは
妊娠中の肩こりを解消する前に、そもそも何で妊娠中に頭痛を伴うようなひどい肩こりになってしまうのか?
その原因についてまずは解説していきます。
妊娠中の肩こりには、大きく分けると3つ原因があります。それは以下の3つです。
- 血行不良
- ストレスと筋肉の緊張
- ホルモンバランス
これらを上から順番に解説していきます。
血行不良
妊娠中の肩こりの1番の原因とも言われているのが、血行不良です。
体質的に血行が滞りがちな方もいらっしゃるのですが、年齢とともに体が冷えやすくなってしまった方。
または、妊娠中に運動不足になってしまったため、血流が滞りやすい方などは、
お腹から下の主に下半身を中心に血行不良が起きやすい状態になっています。
特に妊娠初期は、つわりや頭痛などの様々な体調不良が重なり、体を動かすことが億劫になってしまう時期です。
そういったことが血行不良を加速させてしまうんです。
ちなみに妊娠初期から、妊娠後期になるにつれて、血流が悪くなって、肩
こりの症状が重たくなってしまう方もおられます。
このような血行不良が、妊娠中の肩こりを発生させています。
ストレスと筋肉の緊張
妊娠中のストレスなどによって、長い間緊張状態が続いてしまうと、それに応じて筋肉も固まっていてしまいます。
特に妊娠中も仕事を続けている方は、緊張状態に常にさらされており、肩こりがひどくなってしまうケースが多いようです
ホルモンバランス
ホルモンバランスの変化も肩こりに影響しているようです。
というのも、妊娠すれば誰もがホルモンバランスの乱れに悩まされるかと思いますが、
妊娠中に大量に分泌される女性ホルモンは自律神経に影響を及ぼします。
このような中で肩こりが発生してしまいます。
妊娠中の肩こりと頭痛の関係
妊娠中の体の変化の影響や環境の変化などによって、肩こりが発生しやすいと言う事はここまで読んで分かったと思いますが、肩こりと頭痛がどのように関わっているのかは、この段落で解説していきたいと思います。
そもそも我々の脳は、硬膜という膜に覆われています。
その硬膜の上を走っている三叉神経という神経です。
その神経から色々な痛みの物質が分泌されているのですが、その影響で片頭痛は起こります。
この物質が炎症を起こしたり血管を拡張させてどんどん痛みが悪化していくのですが、この三叉神経は硬膜だけに分布しているのではないのです。
この神経は首や肩の筋肉にも分布しています。
そこにも炎症が波及する事があり、その結果片頭痛の前に独特な「肩こり感」が出現することになるのです。
専門用語が入って少し難しくなってしまいましたが、肩こりは、神経をたどって、頭痛を誘発させてしまう。ということです。
どんな人が妊娠中に肩こりになりやすい?
ここまで、妊娠中と肩こりについてまとめてきましたが、妊娠中の方でも、全員が肩こりに悩むと言うわけではありません。
肩こりになりやすい人にも特徴があります。
そこでこれから、妊娠中に肩こりになりやすい方の特徴についてお話ししていきます。
妊娠中に肩こりになりやすい人については、肩こりの原因と関係が深いので、少し似たような内容になってしまいますが、やはり血行不良の症状が強めに出ている方は、肩こりになりやすいと言えるでしょう。
次に普段運動する習慣がない方です。妊娠中は、運動不足になりがちなのは仕方がないのかもしれませんが、そうなってしまうと全身の筋肉量が減ってしまいます。
そうなると、筋肉運動による発熱や、血の流れが通常の人よりも鈍ってしまい、肩こりになりやすいんです。
やはり肩こりと血流には、大きな関わりがあるので、血流が悪くなってしまうような生活習慣を送っている方は、どうしても肩こりになりやすいようです。
肩こりになりやすい時期
次に、妊娠中に肩こりになりやすい時期についてお話しします。
妊娠中といっても、10カ月間ある中で、初期、中期、後期で大きく3つに分けられますね。
それぞれの時期で、体の変化も変わってくるので、それに伴い、肩こりになりやすい時期と言うものがあります。
では、妊娠中のどの時期が肩こりになりやすいのかと言うと、それは妊娠後期です。というのも、妊婦さんは大きなお腹を支えるために、お腹を突き出すような姿勢をとります。
実はこの姿勢が骨盤に大きな負担をかけており、全身に血が巡っていくことを防いでしまうんです。
そうすると慢性的な血行不良が起こり、頭痛を伴うような強い肩こりが発生してしまうんです。
妊娠中の肩こりを改善する方法
ここまで、妊娠中の肩こりの原因や、肩こりになりやすい人の特徴、肩こりになりやすい時期などを解説してきました。
では最後に、妊娠中の肩こりを簡単に改善していく方法について解説していきます。
その際のポイントは6つあります。
- 肩を回すこと
- マッサージ器具
- ホットタオルを使う
- シャワーを活かす
- 目の疲れを改善
- 正しい姿勢を意識
これらが妊娠中の肩こりを改善していくためのポイントになっていくのですが、上から順番に見て行きましょう。
肩を回すこと
これはとてもシンプルです。首から肩にかけて大きな筋肉がついていますが、この部分を使わなければ使わないほど血流が滞ってしまいます。なので1日に何回かだけでもいいですので、肩を回してみて下さい。
血流が促進されるため、肩こりを改善できますよ。
よりひどくなってくると片頭痛まで起き始めるのでケアをしてあげてくださいね。
マッサージ器具
妊娠中と言うのは、何度も安静にしていなさいと言われると思いますが、肩こりなどの激しい痛みをそのままにしておくのは大変なことです。
なので、その際はマッサージ器具などを生かして、血行を促進しましょう。
マッサージチェアがあれば、なおいいでしょう。
ホットタオルを使う
血行不良と言うのは、何時間も同じ姿勢でいたり、体温が低い場合に起こりがちです。
なのでお風呂に入ってない間の冷えを解消するための策として、タオルをお湯に浸して絞るか、水をつけて電子レンジで軽く温めてホットタオルにしてから、首元にあてます。
それだけでも血流が促進されて肩こりが和らぎますよ♪
シャワーを活かす
実は毎日の入浴中も、肩こりを改善するヒントが隠されているんです。
まずシャワーの温度を40度前後位に調節し、肩や首などを中心に当てていきます。
水の勢いを強くしたり、勢いが足りなければシャワーのヘッドを近くにして至近距離から当ててみましょう。
少しの間そうしていくことで、血流が大幅に改善され、肩こりの改善に効果的です。
目の疲れ
目と肩こりには、実はつながりがあり、目に疲れが溜まった状態は、肩こりの原因にもなります。
そのため、先ほど紹介したホットタオルを使って目を癒してあげるのも肩こりの改善につながります。
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正しい姿勢
姿勢はとても重要です。
例えば前かがみ気味になったり、足を組んだりする癖がある方は、知らないうちに骨盤が歪んでいる場合が多いので注意が必要です。
肩こりと言うのは、先ほど説明した筋肉の緊張や血行不良だけでなく、骨盤から来る背骨の歪みも関係しています。
なので、姿勢を改善して、背骨等の歪みを整えていくことも肩こりの改善につながっていきます。
まとめ
妊娠中の方これは、そのままにしておくと、激しい頭痛の原因になったり、様々な不調の元になります。
今紹介したような方法であれば、忙しくてマッサージに行けなかったりという方でも、
行える改善方法ですので、自分のできそうなものを選んで、実践してみてください。