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妊娠中の妊婦さんの妊娠と便秘の関係性

妊娠したら突然便秘になった・・・と悩んでいませんか?
これまで妊娠前は便秘なんて感じたことがなくて、しかも友達にも羨ましがられるくらいだったのに
妊娠したら急に便秘になった・・・こんな悩みを持っている妊婦さんは結構多いんです。

 

そこでこのページでは、このような悩みを持っていらっしゃる妊婦さんのために

  • 『妊娠したら便秘になりやすいの?』
  • 『妊娠中の便秘は赤ちゃんと私の体にどんな影響があるの』
  • 『妊娠中の便秘の原因と解消法は?』

これらの疑問について、できるだけシンプルに分かりやすく原因と対策について見て行きたいと思います

妊娠すると便秘になりやすいってホント?

妊娠中は体の変化によって便秘になりやすいという特徴があります。
妊娠すると便秘になりやすい。というのはほとんどの女性に共通する悩みなんです。

 

ところが、妊娠中の便秘の原因というのは、時期によって多少変わってくるんです。
妊娠中の主な便秘の原因は・・・

  • 水分不足(ホルモンバランスや塩分の摂り過ぎ)
  • つわりの影響で食べ物が限られてしまう
  • ホルモンバランスの変化による影響
  • 妊娠中のストレスや睡眠不足
  • お腹が大きくなってくると支給によって腸が圧迫される

大きく分けるとこのような理由があり妊娠中は便秘になりやすくなってしまうんです。

 

では、特に妊娠してから急に便秘になったという方にとって一番の謎であるホルモンバランスと便秘の関係について、もう少しだけ詳しく見ていましょう。

 

妊娠=便秘の原因?ってどういう関係性?

妊娠すると、主に3つの女性ホルモンの分泌量が時期によって急激に増えたり減ったりします。
hcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やプロゲステロン、エストロゲンなどのホルモンの分泌量やバランスが激変します。

 

特に妊娠初期では胎盤を作ったり、へその緒を作ったり、赤ちゃんの背骨や脊髄、脳などの根幹にかかわる部分を作ったりするため、
母胎の中では出産に向けて赤ちゃんを守り育てるための『準備』をものすごい急ピッチで進めているんです。

 

こういった時期に起こりやすい便秘を予防するには、ホルモンバランス激変の影響で変化した腸内環境を整えるのが一番と言われています。

 

妊娠初期の便秘予防

 

これらのホルモンには様々な働きの中で腸の働きを抑制する作用があります。
妊娠して体を出産という目標に向かって便秘になりやすい状況を作り出し、
腸が便を送り出す働きをおさえてしまうことで、体が出産に向かって最後まで赤ちゃんを守ろうとする働きが強くなるんです。

 

また一説では、妊娠によってホルモンバランスが変化することによって自律神経失調症の状態になり、
神経伝達がスムーズにいかずに排便がとどこおるとも考えられています。
妊娠するとホルモンの影響で食物を肛門に送り出す平滑筋の収縮機能が弱くなります。
さらに消化管の運動に影響する物質が減少するため、消化管の運動が弱まってしまいます。

 

子宮の圧迫による便秘

妊娠によって大きくなってきた子宮が体内で腸を圧迫することによって腸の幅がせばまって肛門付近で便が詰まったり、排便しづらくなることがあるのです。

 

また、もともと便秘症の人はその状態の上からこういったことが重なるので、さらなる注意が必要。
さまざまな原因が組み合わさって、より重い症状になることもあります。便秘といって一概にあなどってはいけません。

便秘になると起こる妊婦さんの症状

  • 便がかたく排便しにくい
  • 便秘が原因による頭痛めまい、肩こり
  • 便秘による老廃物がたまることで起こる肌荒れなど
  • 排便時におしりが痛い
  • 排便時に出血する

といったことが考えられます。
便秘かどうかを子宮の痛みで見分けるというのも一つの方法ですね。
見分ける方法としては、子宮まわりに手をあててみましょう。おへその下の中心部をさわってみて、かたいかなと感じたならなんらかの子宮異常が考えられます。

 

逆に子宮ではなくて、周りの腸の部分が堅いと感じたならば便秘が原因の痛みの可能性があります。
違和感を感じたならば産婦人科の医師に相談してみましょう。

 

妊娠中の便秘による母体と赤ちゃんへの影響

妊娠中に便秘になってしまうと妊婦さんにとっては1番最初に気になるのは「赤ちゃんへの影響はどうなの?」ではないでしょうか。

 

また、それと同時に自分自身の体も病気になってしまっては赤ちゃんを巻き添えにしてしまうためそちらも気になるところです。

 

では、妊娠中の便秘による赤ちゃんへの影響から見ていきましょう。

妊娠中の便秘の赤ちゃんへの影響

妊娠中の便秘の赤ちゃんへの影響は、体の中で毒素が溜まってしまったことによる「血液の質の低下」によって起こってしまう赤ちゃんの栄養供給に対しての影響です。
実際に、産婦人科の医師の中には、
『ちゃんと赤ちゃんに行く栄養をバランスよく取れる食事だけをして、それ以外は便秘予防だけしていれば大丈夫』
という人もいるくらい妊娠中の便秘というのは赤ちゃんに対しての影響が大きなものと考えられます。

 

具体的には、赤ちゃんに対して送られる栄養は血液が100%きれいな状態で、しっかりとヘモグロビンに栄養素を酸素の力で結びつけて運ぶ事で成立します。

 

老廃物や毒素が溜まった状態で血液の質が低下すると、その影響でヘモグロビンが十分な酸素と結びつくことができず、結果として栄養を充分に運べなくなってしまう可能性が高くなってしまうんですね。
そのため、妊娠中の便秘は食によって原因や要素が変わってきますが、そのタイミングによって合わせた便秘対策をしっかり実践することが大切なんですね。

 

また、妊娠中の妊婦さん自身への影響も軽く見ることは危険です。

妊娠中の便秘の母胎への影響

妊娠中に便秘になることで血液の質が低下すると先ほどお話ししましたが、そのこと自体が妊娠中に太りやすくなってしまう原因にもなるんです。

 

基本的に妊娠中の妊婦さんは基礎代謝を含めて体の外に毒素や老廃物を排出する力が弱くなる状態といえます。
もちろん食べたものからしっかりと栄養素を取り出して赤ちゃんに少しでも良い状態で送り届けるためには体の中で蓄えとかなければいけないものもあるのでそのようになってしまうのは仕方のないことなのです。
ですが、血液の質が悪くなることによって、血糖値の急上昇や高血圧は、妊娠中に起こりやすい高血圧症候群が妊娠糖尿病、尿タンパクなどの病気になってしまう可能性も出てきます。

 

特に妊娠中高血圧症候群は妊娠糖尿病とともに、以前は『妊娠中毒症』とも呼ばれていた恐ろしい病気なんです。
お産を前にして、赤ちゃんの命や妊婦さん自身の命を奪いかねない重大な病気として理解されています。
ですので、妊娠中に便秘になっているなぁと感じたら、できるだけその時期と原因に合わせた最適な対策をとることが大切なんですね。

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