妊娠中に太らない!おせちの食べ方と食べ物特集
妊娠中の体重管理って本当に大変ですよね。
お正月料理ででるおせちは、妊娠中の妊婦さんでも安心して食べれるものでしょうか。
実際に妊娠中の妊婦検診で、産婦人科の先生に体重の増加を指摘されて厳しく注意されてしまった方も多いのではないでしょうか。
ですが、直になっては、例えばお正月のように『里帰りをしておせち料理を食べる機会』があったりもします。
おせち料理というと、典型的な和食であるため低カロリーでヘルシーな印象がありませんか?
実は意外と違ったりするんです!
そこでこのページでは、お正月に里帰りをして『おせち料理』を食べるという妊婦さんに体重管理のために
おせち料理で避けたいもの。
ちょっとした食べ順の工夫で、妊娠中の体重管理が必要な時でも『太り過ぎを予防するおせちの食べ方』を詳しくご紹介したいと思います。
妊娠中におせち料理で注意したいこと
妊娠中の妊婦さんがお正月料理のおせちなどを食べる際に気をつけたいものが
- 生もの
- カロリーの高いもの
- 塩分が高いもの
の3つになります。
正月というのはおせち料理をはじめとして毎日料理をしなくてもいいようにある程度多くの料理を作り置きすることが多く、食材も通常よりも多かったり、種類も多い傾向にあります。
ただし地方によっては様々な食材を使ったり、異なった味付けをされているので、大雑把に見てどういったものに気を付けるのかをまとめていきます。
生もの
正月に食べる正月料理の中でまず気を付けていきたいものが、生ものになります。おさしみを中心に生ものの食材を食べる機会も多いと思います。
ノロウイルスやトキソプラズマ、リステリア菌など生ものには感染するようなウイルスや細菌が付着していることがあります。通常ならばそんなに気をつけなくてもいいけれど、妊娠中は免疫機能も低下しているので、胎児の成長などに影響のある食材に注意をしなくてはなりません。
人の目もあってそういった生ものを食べないようにすることも難しいなと思ったら、加熱するなどといった工夫をしていきましょう。
カロリーの高いもの
妊娠中に気をつけたいものとして妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などがあげることができますが、お正月料理であるおせちにはカロリーの高いものも多くあります。揚げ物などは種類や量などにも気を付けたほうが良く、糖質や脂質などのバランスを崩さないように食事の際は低カロリーの食材や栄養バランスを考えた食事を意識することが大事になります。
塩分が高いもの
おせちなどは地方にもよりますが、味付けが濃いものも多くあって味が濃いということは塩分も多いことがあるので妊婦さんには塩分の摂りすぎにも注意してもらいたいと思っています。
塩分の摂りすぎは血液の流れを悪くしたり腎機能に負担を与えたり、そしてむくみなどにもつながってくるので気をつけましょう。
おせちって高カロリー?
先ほど、おせち料理は意外と『低カロリー&ヘルシーでは無い』というお話をしました。
というのも、おせち料理はもともと、普段お台所で毎日忙しく働いている
『お母さんやおばあちゃんをお正月ぐらいは休ませよう』
という目的のために『保存食』として食べられる物を用意するという意味合いがあります。
保存食ということになると、
自然と『お砂糖お醤油、お塩』をたっぷり使った『意外や高カロリーな料理』ということになるんです。
もちろん、おせち料理の全てが高カロリーという訳では無いのですが、
特に『甘辛く味付けした煮物』などのおせち料理は、結構カロリーが高いといえます。
お世辞料理の中で特に高カロリーで妊娠中に注意が必要な塩分や糖分をたくさん含んだものリストでご紹介したいと思います。
- お餅(1個120kcal)
- 伊達巻き(ひと切れ50kcal)
- 栗きんとん(1粒85kcal)
- 黒豆(20グラムで80kcal)
- 煮しめ(100グラム70kcal)
このような、おせち料理の中でも、『お重の場所』によってカロリーが結構違ってきます。
ちなみにお節料理の中でも『比較的低カロリーでヘルシーな料理』というものもあります。
おせち料理のオススメ低カロリーな逸品
おせち料理の中で彩りとして添えられている者については結構低カロリーなものが多いんです。
低カロリーなものから順に並べていくと…
- 菊花かぶら(一個22kcal)
- 紅白なます(一鉢29kcal)
- 酢締めレンコン(ひと切れ40kcal)
このような産品が、小関料理の中でもとりわけ低カロリーでヘルシーなお料理です。
もちろんただ低カロリーなだけというものであれば、かまぼこが2切れで40kcalであったり、
数の子が2切れで20kcalでまったりといったものもあるのですが、
今ここでご紹介したこの2品に関しては『塩分濃度が高い』ため注意が必要です。
妊娠中はホルモンバランスの変化によってプロゲステロンとエストロゲンが両方とも分泌されている状態です。
特にプロゲステロンは、お腹の赤ちゃんのために脂肪分と水分を体の中に溜め込む働きがあります。
もちろんこれはお腹の赤ちゃんを守るために『栄養が不足しないようにするため』であったり、
胎盤が子宮内壁に対してちゃんと安定した状態を保つためであったりします。
このプロゲステロンの働きに加えて『むくみ』の原因になる塩分の取りすぎは、
妊娠中高血圧症候群の原因となる血圧にちょっとしてしまいます。
また、おせち料理の中でも1番最初にご紹介した、煮しめや栗きんとん、黒豆などの料理は、
血液が増えている状態の妊婦さんの血糖値を急上昇させてしまい、
血液をドロドロにして赤ちゃんへの栄養供給を滞らせてしまったりする原因になります。
ですので、できるだけ妊娠中の里帰りでのおせち料理は食べ過ぎと食べる種類に注意しなければならないですね。
妊娠中でも太らないおせちの食べ方
ですが、せっかく里帰りで安心できる実家の家族や親戚と久しぶりに楽しい時を過ごすのに、
おせち料理を我慢するというのもちょっと辛いですよね。
そこで大切になってくるのが『食べる順番』なんです。
食べる順番を工夫することで妊娠中におせち料理を
ちゃんと食べたとしてもそれほど太らないようにすることもできるんですよ。
先ほど、おせち料理の中でも低カロリーでヘルシーなものをご紹介しましたが、
その中で酢の物が多かったですよね。
酢の物は、クエン酸を含んでいるため、ビタミンCが豊富に含まれています。
特に、紅白なますの大根は、生お大根を細切りしたものならば、
ジアスターゼという消化酵素の1つを摂取することができるため、
体内酵素のムダ使いを防ぐことができて、基礎代謝を上げることができますよ。
また、食物繊維が豊富に含まれている野菜類を先にできるだけ食べるようにすることで、
その後に消化に負担がかかる高カロリーで甘辛い食べ物の
塩分や糖分、脂肪の吸収を穏やかに抑えてくれる働きもあるんですね。
そのため、妊娠中の体重管理に神経質になっていたとしても
『おせち料理の“食べ順”次第で体重管理の邪魔にならないようにする』
ということもできるんですね。