妊娠中のグルテンフリーダイエットを行いたいという方もいらっしゃると思います。
例えば、もともとちょっと太り気味で、妊活中にさらに太ってしまって、
妊娠から産後にかけてのホルモンバランスの変化や体質の変化を利用して、しっかりと痩せたいという方もいるかと思います。
ただし、身近な食べものにもグルテンは意外とたくさん含まれており、注意が必要になってきます。
そこでこのページでは、グルテンフリーダイエットを行う場合にグルテンフリーダイエット食べて良いもののポジティブリストをまとめました。
他にも、意外な食材や調味料の中にグルテンが隠されているといったお話も含めてご紹介していきたいと思います。
まずはグルテンフリーダイエットで食べて良いものから見て行きましょう。
グルテンフリーダイエット中でも食べていいもの
グルテンフリーダイエットで食べて良いものは、次のような食材になります。
食材 |
お米、もち、黍(キビ)、粟(アワ)、稗(ヒエ)、キヌア、アマランサス、十割そば、ビーフン、フォー(ベトナム麺)、春雨、米粉の麺、米粉、玄米粉、そば粉、大豆粉、片栗粉、葛粉、コーンスターチ、ココナッツパウダー、タピオカ粉、ホワイトソルガム粉、魚介類、肉、卵、芋類、とうもろこし、野菜、果物、豆類、豆腐、納豆、こんにゃく、バター、チーズ、ヨーグルト、団子、大福、ポップコーン、ゼリー、チョコレート、ナッツ、ドライフルーツ |
飲料 |
日本茶、紅茶、牛乳、コーヒー、ウーロン茶、ハーブティー、日本酒、梅酒、ワイン、シャンパン、ウォッカ |
調味料 |
塩、胡椒、米味噌、ハーブ類、米酢、ワインビネガー、バルサミコ酢、りんご酢、砂糖、黒糖、蜂蜜、メープルシロップ、アガベシロップ、油、生姜、ニンニク、わさび |
これらの食材や飲み物、調味料がグルテンフリーダイエット中でも摂取して良いものです。
ちょっと意外に感じるかもしれませんがグルテンフリーダイエットというのは炭水化物抜きダイエットというのとは全く別物なんですね。
グルテンフリーダイエットというと完全な炭水化物抜きダイエットを想像する方もおられますが実は全くちがいます。
グルテンというのは、小麦に含まれるタンパク質の一種で水を加えて練ることや塩分を加えて練ることによって強さが増して、
グリアジンという成分に変わるタンパク質のことです。
近年日本人の体質にも合わず、海外ではさらに小麦を使った文化が日本よりもはるかに歴史が深いため、
その小麦を使った食品に対しての体にへの悪影響といったことも研究が日本よりも数十年単位ではるかに進んでいて、
その中でも特にアメリカでは食品医薬品局のFDAがグルテンフリーの食材を完全に表示義務をつけて
アメリカ全土のスーパーマーケットでもグルテンフリーのものとグルテンが入っている物に完全に分けています。
小麦や麦製品の中に含まれるタンパク質であるグルテンを完全に食事から抜いて遠ざけることによって、
実は妊娠中の妊婦さんでもお腹の赤ちゃんがグルテン不耐症という
食物アレルギーの一種にかかってしまう危険性を防ぐ効果もあるのがグルテンフリーダイエットなんです
要注意!調味料のグルテン
グルテンフリーダイエットに関して具体的なところでいうと意外な落とし穴が見えてきます。
それは調味料の中に含まれているグルテンです。
皆さんは普段の生活の中で使うお醤油やめんつゆなどにも小麦発酵調味液というような形で小麦が使われているのをご存知でしょうか。
実はグルテンフリーダイエットをするにあたってこれらの調味料も完全に遠ざける事が必要になってきます。
先ほどグルテンフリーの食材の中で調味料も登場しましたが、その中でお醤油や味噌が入っていませんでしたよね。(米味噌は除く)
実は私たちの生活の中で身近な調味料の中にも意外に思われるかもしれませんが、小麦がたくさん使われているんです。
グルテンフリーダイエットを実践する場合はそれらを遠ざける事も大切になってきますので、
調味料についてもパッケージの裏側などで使われている原料を見て選ぶようにしてみてください。
食生活で完全なグルテンフリーを目指そう!
グルテンフリーダイエットは、痩せることだけが目的というわけではありません。
ダイエットだけで言うのであれば、糖質をできるだけ遠ざけるといったような工夫をすることができますが、
完全なグルテンフリーを目指すには、小麦及び麦製品を完全にシャットアウトする必要があります。
そうすることによって得られるメリットというのは、先ほどもご紹介した通り例えば妊娠中の妊婦さんで言えば、
お腹の赤ちゃんが生まれた後にグルテン風対象という食物アレルギーの一種にかかってしまう危険性を避けることにもつながります。
実は、アメリカの消化器学会の研究論文を読んでみると、グルテンは食物アレルギーの1種であるセリアック病の元気になるという研究論文が出ています。
セリアック病とは、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種である
グルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患です。
胃袋で消化された食物のに含まれる栄養が十二指腸を通って小腸に送られて小腸で腸壁から栄養を吸収されるというのが、
私たちの人間の体の栄養吸収の仕組みなのですが、
胃袋では分解できないグルテンが小腸の腸壁の上皮細胞にペプチドという形で
取り込まれてしまい、
これに対する免疫反応がきっかけとなって自己免疫系が小腸の上皮組織を攻撃して
炎症を起こしてしまうという免疫反応のことです。
そうすると小腸の上皮細胞自体が破壊されてしまい何を食べても
栄養吸収ができなくなってしまうというところまで最悪の場合至ってしまう病気なんです。
合併症としてはうつ病、パニック障害、自閉症、ADHD、ADDなどの行動摂取障害が見られるという報告がありますが、厳密な因果関係や発病のメカニズムはまだ解明されていません。
普段からグルテンを使った食べ物を食べすぎているとこのような病気の原因になってしまうため、
ただ太るだけではなく様々な健康被害が報告されているのがグルテンなんですね。
これまでの人生で摂ってきたグルテンによる影響もグルテンフリー生活を徹底することで治癒して行きますのでご安心ください。
これらのリスクを減らすためには普段の食生活の中から完全なグルテンフリーを目指したいものです。
グルテンフリーダイエットと妊娠中の体重管理
妊娠中にグルテンフリーダイエットの停滞期を乗り越えるコツ