妊娠中の乳首の黒ずみの原因と安全な対策方法まとめ
妊娠してから乳首が一気に黒くなった!と悩む妊婦さんは非常にたくさんいらっしゃいます。
その原因は次の段落で詳しく見ていきたいと思いますが、
仮にみんながなるものだったとしても、そこを何とか抑えて改善したいのが正直なところですよね。
乳首や乳輪はみんなに見られるものではないけど、旦那さんにはきれいだと思われたいし、
自分としてもきれいな乳首の状態を保っていたいものです。
実際妊娠中に乳首が黒ずむのは仕方が無いことでもあるようです。
しかし、そこを限りなく抑えて改善しやすい状態にしておくことは可能だといわれています。
このページでは、そうするための安全な方法をご紹介していきます☆
なぜ妊娠すると乳首が黒ずむの?
妊娠してから分泌が盛んに行われる女性ホルモンが関係しています。
女性ホルモンには黒ずみの元となるメラニン色素を多くさせる働きがあり、
多く分泌されたメラニン色素が頻繁に皮膚に色素沈着する事で、妊娠してから乳首を始めとした体の至る所が黒ずんでしまいます。
また、皮膚が外部からの刺激を受けるとそれに反応してメラニン色素が分泌されていくのですが、妊娠中はホルモンの働きにより2カップ程度バストアップすると言われています。
そうなったときに、ブラジャーを変更せずに今まで使っていた少しきつく感じるようなサイズのブラジャーを使っていると、乳首や乳輪との摩擦が発生しそれが刺激となります。
そしてメラニン色素が分泌される機会が増えてしまい、以前にも増して乳首が黒ずむきっかけとなってしまいます。
安全に乳首の黒ずみを改善するには
妊娠中の乳首の黒ずみを改善するためには肌のターンオーバーを正常化させることがポイントです。
この方法であれば、母体や胎児に危険を及ぼすことなく安全に対策をとることが可能です。
肌のターンオーバーを正常に機能させるには、
- 睡眠
- 食事
- 血行促進
- スキンケア
これらの生活習慣がポイントになります。
睡眠
睡眠については、自分に合った睡眠時間を確保ししっかりと寝ることも大切です。
特に夜の10時から深夜2時の間に寝ているとより効果的だと言われています。
この時間帯は、肌のターンオーバーサイクルの『シンデレラタイム』と呼ばれているほど女性にとっては美しさを維持するために大切なタイミングですよ。
食事
食事については、肉や油物ばかりを食べるのではなく、バランスの良い食事をするようにしたいところです。
特に、緑黄色野菜や果物などから肌に良いビタミンが豊富な食べ物を積極的に取り入れるといったことが重要です。
ニンジンに含まれるβカロテンは皮膚粘膜再生作用がありますし、小松菜やホウレン草に含まれるビタミンCや葉酸は妊娠中に必要な栄養素でもありますよ。
血行促進
血流を良い状態にしておくこともとても重要で、そのために毎日ウォーキングやジョギングを取り入れたり、家ではストレッチ、半身浴などをおこないます。
全てを行う必要はありませんが、どれも血流を改善するために必要なものですので、取り入れられるものを無理なく始めて行きたいところです。
また、先ほどの食事の内容とも少し重なるのですが、塩分の摂り過ぎは“むくみ”も招きます。
むくみは血流を低下させ、黒ずみの回復を遅らせてしまいますよ。
スキンケア
スキンケアは例えば、洗顔料を使って洗顔しすぎないことや、顔を洗っている際にしっかりと泡を立てるなど基本的なことが重要です。
基本的なことを無視して自己流にしてしまうと、かえってターンオーバーを乱してしまう恐れもあります。
特に乳首は、妊娠中は刺激するとホルモン分泌に影響してしまい、お腹の張り(子宮収縮)を招いてしまう場合もあります。
なので、ゴシゴシ洗いではなく、優しく洗ってあげて、お風呂あがりにはしっかり保湿をしてあげて下さいね。
妊娠中の黒ずみを抑えるための予防策
先程の段落で妊娠中の乳首の黒ずみの改善方法をいくつか紹介しましたが、黒ずみを消してピンクの状態にしていくためには、今後も黒ずみの発生を限りなく抑えていく必要が出てきます。
そのため、先ほどお伝えした乳首の黒ずみ改善の方法と、これから紹介する黒ずみを抑えるための予防策を同時に取り入れていくとより効果的です。
具体的には、
- 保湿の徹底
- 衣類の見直し
- 美白クリーム
この3つがポイントになります。
保湿の徹底
なぜ黒ずみを予防するために保湿が必要なのかと言うと、原因の段落でお伝えしたように黒ずみの原因となっているメラニン色素は、皮膚が外部からのダメージを受けたときに防衛反応として発生してしまいます。
つまり、皮膚が乾燥して外部からの刺激を受けやすい状態だと、それだけメラニン色素が発生する機会が増えてしまいます。
もともと妊娠中はエストロゲンの影響で肌が敏感になっているため、体全体の保湿をする必要もありますが、乳首の黒ずみ対策をするのであれば、その中でも特に乳首や乳輪周りをしっかりと保湿してあげる必要があります。
衣類の見直し
黒ずみは、肌がダメージを受けることで発生するとの事でしたが、それは皮膚と衣類の摩擦によっても起こると言われています。
妊婦さんは妊娠期を通してバストサイズが2カップ前後アップすると言われています。
そういった体の成長に対して、その時のバストサイズに合っていないブラジャーなどをつけているとどうしても摩擦が強くなってしまうため黒ずみが発生する原因にも。
なので、ゆとりのあるマタニティーブラに変えるなどして、乳首の摩擦を抑えるための対策をとるのが効果的ですよ。
美白クリーム
美白クリームにもいろいろありますが、妊娠中の乳首の黒ずみケアを行うならば、専用の美白クリームを選ぶことをお勧めします。
何故かと言うと、そういったものには保湿効果もあるものが多く、そうすることで黒ずみ対策を行いながらも乾燥対策を行うことができますよ。
2つ前の予防策では保湿が重要だと言う話がありましたが、その保湿対策を同時に行うこともできるので1つのアイテムで2つ分の予防対策が可能です。
ただし、美白クリームの中にも刺激成分が強いものもありますので、そういったものは避け、きちんと妊婦さんに向けて作られた安全でなおかつ妊婦さんの肌にやさしいクリームを選ぶことが必要です。
なお、当サイトでは妊娠中の乳首の黒ずみに効果的な美白クリームをいくつか紹介しています。
女性ホルモンを抑えることはできないの?
結論から言うと、摂取する食物を工夫することで女性ホルモンを少しコントロールすることは可能だと言われています。
ですが妊娠中の場合はそういった行為は危険行為とされており、あまりオススメできません。
確かに、妊娠中に女性ホルモンが増加して乳首が黒ずんでしまうのは迷惑な話ですが、
そういった女性ホルモンのバランスの変化は妊娠中につようなものになります。
このバランスを意図的に崩してしまうと、母体だけでなくお腹の中の赤ちゃんも危険にさらされてしまう恐れがありますので絶対にやめましょう。
産後の自然治癒は当てにならない?
噂では妊娠中に黒ずんでしまった乳首は、出産後にだんだんと落ち着いてきて最終的には元に戻る。と言う話があります。
これは、出産してから女性ホルモンが減少し肌のターンオーバーによって黒ずみがだんだんと改善されていくと言う事ですので、この話は確かに合っています。
しかし、出産後も体の回復を重視せずに無理していると女性ホルモンのバランスが乱れた状態が続いてしまう場合も。
そうなると肌のターンオーバーが正常な状態になりません。黒ずみが改善されるタイミングもその分遅れて行ってしまいます。
そのような時に黒ずみ予防を行わずに新たな黒ずみを発生させてしまうと、乳首の黒ずみが一向にピンクにならず、現状維持の状態が続いてしまうということもあります。
実際は、現状維持の状態が続くままさんが多く、何もせずに勝手に元に戻ると言う話はあまり信じないほうがよさそうです。
先ほどお伝えしたように、確かに女性ホルモンが落ち着いてくると同時に自然治癒は行われていきますが、そういった体の働きに任せきりにせず、自分自身でも予防対策をきちんと行っていくことが大切ですよ。