妊娠中にできる妊娠線がかゆい理由と改善方法について
妊娠線が妊娠中にできてしまうとかゆくてつらいですよね・・・
そこでこのページでは、妊娠中にできてしまった妊娠線のかゆみをなんとかすることを最優先に
その妊娠線が現状よりも悪化しないための対策を一緒に見て行きたいと思います。
できてしまった妊娠線がかゆい理由とか原因とかは他のサイトで見てこられたと思いますので、このページでは割愛させて頂きます。
まずは、妊娠中にできてしまった妊娠線のかゆみを抑える方法から見て行きましょう。
妊娠線がかゆい時の対処法
妊娠線がかゆい時の対処法は、大きく分けて3つあります。
- 保湿をできるだけこまめに
- 表面的な刺激を避ける
- 食事で塩分を避ける
妊娠線ができてしまっているのは、肌の表面ではなく皮下組織にひび割れができてしまっていて、
それが内出血になってしまっているからなのですが、肌表面に比べて皮下組織は柔らかくないため
とにかく肌の表面からの保湿で、少しでも皮下組織に『うるおいを浸透させる』ことが大切です。
ただし、ただ保湿するだけでは不充分です。
というのも、すでにできてしまっているひび割れがあるため、皮下組織に通っている毛細血管や神経組織の傷なので、肌表面からそれを刺激しないようにすることが大切です。
他のサイトでも、洋服の裏地に注意するというポイントを紹介しているサイトがありましたが、
それでも、裏地が『身じろぎするたびに触れるだけでかゆい』状態なので、お腹や下腹部、太ももやお尻周りなど、
カバーできるところは可能な限り『さらし』で直接肌が露出して洋服やパジャマの裏地などに当たらないようにしましょう。
その上で、できる限り表面が滑らかな裏地の衣服を着るようにしましょう。
例えば、パジャマは裏地がシルク生地だと優しくてかゆみは軽減されるはずですよ。
妊娠線のかゆみにかゆみ止めは塗っちゃダメ?
妊娠中の妊娠線のかゆみに対しては、かゆみ止めは効果は期待できません。
ムヒやキンカンなどの市販のかゆみ止めは意味がありません。
なぜなら、市販のかゆみ止めは肌表面の虫刺されなどのダメージに対して一時的に、かゆみを止めるための薬ですし、
ステロイド剤などの成分が入っているものは、アトピーなどの自己免疫疾患に対して効果が期待できるもので、
皮下組織のひび割れの傷を修復できるものではないんです。
市販のかゆみ止めはおすすめできませんが、とにかく今の悩まされている『かゆみをなんとかしたい』という方は、
産婦人科に相談して妊娠中でも安心して使えるステロイドフリーのかゆみ止めをもらうようにすると良いでしょう。
妊娠線をかき続けると傷が広がります
虫刺されでさえも、実際にできてしまうと『できるだけ触らない方が良い』と言われますよね。
妊娠線の場合はもっとはっきりしていて、本当ならば『絶対に触れないようにカバーしてしまいたいくらい』なんです。
なぜなら、皮下組織の亀裂は肌の表面からひっかいてかきむしることで傷口の方向に対して上下左右に動かしてしまいます。
そうすると、表面からの傷の修復が期待できない状態なのに対して刺激だけはずっと加わりつづけることになってしまうからということなんです。
かゆみの対処法の中でも表面的な刺激を避けるというお話をしましたがかゆいからと言って掻いてしまっては、
洋服の裏地が当たるというような生易しいものではない刺激が加わります。
やはり、傷口は広がってしまいます。
ただし、寝ている時は、かゆみが酷いと無意識のうちにかゆくて掻いてしまう・・・ということも起こり得ます。
なので、できる限り妊娠線ができている部位をカバーするようにしたいところですね。
妊娠線がかゆいのはなぜ?
そもそも妊娠線と言うのは、お腹やお尻など、脂肪がついた時にぷにぷにしやすい部分にできやすい皮膚の亀裂の事です。
しかしなぜ、妊娠線がかゆくなってしまうのか?という部分は少々疑問が残るかと思います。
その理由については、いってみれば妊娠線は皮膚の下にできた傷のようなものです。
切り傷や擦り傷等の傷にかさぶたができると、かゆくてポリポリかきたくなってしまいますよね。
そのような状態が妊娠線でも同じことが言えるようです。
また、急激な体重増加により皮膚が引っ張られて、妊娠線の部分は皮膚が薄くなってしまっているので、肌自体がそもそも敏感肌になってしまっていると言うこともあります。
そのため着ている服などがこすれた刺激だけでも痒くなってしまうんです。
妊娠線をかき続けるとぶつぶつができることも
このページの冒頭で、妊娠線のかゆい症状に耐え切れずにかきむしってしまうと、二次災害につながってしまうと話しました。
実際に少しかく位ならば問題は無いのですが、血が出るほど掻きむしってしまうと皮膚を傷つけてしまい、その部分に色素沈着が起こってしまい、肌に色ムラができてしまいます。
そもそも妊娠線は、最初は赤紫色の亀裂なのですが、時間が経つごとにだんだんと白っぽくなっていきます。
ですが、かきむしって色素沈着をしてしまうと、その部分が黒くなってしまうため余計に妊娠線が目立ってしまうこともあるんです。
また、むやみにかきむしってしまうと、その部分が炎症を起こして、ブツブツができてしまうことも。
こんなこともあるので、妊娠線にかゆみを感じた場合は、かくのはちょっとだけにして、かゆみ対策をとりましょう。
かゆい妊娠線にはどんな対策をとるべき?
妊娠線をかきむしってしまうと、妊娠線の症状の悪化に繋がるという事がわかりました。
そのため、妊娠線のかゆみには、きちんと対策を取る必要があります。
具体的には、以下の4つのポイントを意識するようにしましょう。
- 一にも二にもまず保湿
- 下着の素材に気をつける
- 身体を清潔に保つ
- 冷やしてみる
では、上から順番に要点を解説していきます。
とにかく保湿
そもそも妊娠線ケアは、保湿が基本になります。
そうすることによって、妊娠線の悩みでもあるかゆい症状を予防することにもつながります。
その際は、妊娠線専用クリームがよく使われますが、市販で売られている
ニベアの青い缶やワセリン等を使う方法もあるのですが、
やはり、高い効果を求めるのであれば、妊娠線専用のクリームを使うことをお勧めします。
下着の素材に気をつける
敏感肌を刺激しないように、直接肌に触れる下着の素材に気をつける必要があります。
具体的にはどうしたら良いのかと言うと、化学繊維のものではなく、シルクやコットンなどの自然素材のもの選ぶようにしましょう。
また、できるだけ縫い目などがなく、ゆったりと着れるものが良いです。
体を清潔に保つ
これは、汗や皮脂、ほこり等によって体が汚れてしまっている場合に、かゆい症状を助けてしまうことになるため、汗をたくさんかいたらシャワーを浴びたり、下着を変えたりして、とにかく体を清潔に保つようにしましょう。
冷やしてみる
実はかゆい症状には、濡れタオルや氷などで冷やしてみるのもオススメなんです。
あくまで一時的な対策ですが、どうしても!というときには役に立つので試してみて下さい。
まとめ
妊娠線がかゆい症状につながってしまう原因と、かゆい妊娠線にはどんな対策を取ったら良いのか?について解説しました。
いちどできてしまった妊娠線は、完全に消すことはできませんが、それ以上のトラブルにつながらないように、上記の4つのポイントを押さえて対策を取るようにしてください!