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妊娠中に起こる生理前のような下痢の症状に注意!

妊娠中に突然下痢になってしまう場合があります。
ホルモンバランスの変化が大きいので体調の変化があるので
生理中や生理前のような下痢があるのは仕方がないからやり過ごしてしまえば・・・と考える方もいらっしゃるかも知れません。

 

妊娠中の時期によってもその原因は変わってくるのですが、問題は原因そのものよりも
妊娠中には我慢したり、下痢止めに頼ったりしてはいけない危険な下痢もあるということなんです。

 

このページでは、そんな妊娠中の下痢について危険なものとそうでないものの違いや
危険な下痢の場合の対処をご紹介しています。

目次

  • 妊娠中のこんな下痢は危険!対処法について
  • プロゲステロンと便の関係
  • 妊娠中にも生理前のような下痢に襲われるのはなぜ?
  • 妊娠中の下痢対策法
  • 妊娠中でも下痢止めは飲んで良いの?
  • 妊娠中の下痢についてのまとめ

妊娠中の下痢は大丈夫なものとそうでないものがあります

妊娠中の下痢と言っても症状に種類があります。ただ軟便が出るくらいの下痢ならば問題ありません。
肛門と近くにある膣入口付近のなため感染症が心配です。ですので肛門と周辺を清潔にしてお腹を冷やさないようにしましょう。
また、水分不足による脱水症状もあり得るので、水分補給をこまめにお腹を冷やさないように白湯を飲むなどして過ごすようにしてください。

 

こうした安全な下痢もある一方で、放置してはいけない下痢もあるんです。
次の段落では、妊娠中に放置してはいけない下痢とその対処をご紹介して行きます。

妊娠中のこんな下痢は気を付けて!

嘔吐もある下痢

嘔吐もある下痢については感染症や食中毒の疑いがあります。
ノロウィルスのような病原菌やトキソプラズマなど寄生虫に感染している恐れも考えられます。
ですので、自己判断はせずに、できるだけ早く病院に行きましょう!
もしひとりで病院に行けないほど症状が深刻な場合は救急車を呼びましょう。

水下痢が1日以上続く場合

妊娠中でもお仕事を続けておられて電車やバスなどで通勤している方はインフルエンザや感染症にかかっているケースも考えられます。
中には、子宮収縮を招いて、切迫流産や切迫早産などの原因となってしまう下痢も。
こちらも、自己判断は危険ですので、まずは病院に行って正しい診断を受けて来てくださいね。

下腹部痛を伴う不正出血

下腹部痛を伴う不正出血があり、それとお腹の冷えなどで下痢が重なって起こってしまうケースもあるそうです。
まずは、不正出血がある時点で産婦人科の診断を受けるほうが安全です。
また下腹部痛が子宮収縮につながってくる場合もあるのでお腹の張りを感じる腹痛には充分に注意が必要です。

 

プロゲステロンと便の関係

まずは妊娠中に増加するプロゲステロンというホルモンと、便との関係について簡単に説明していきます。
妊娠中というのは、女性ホルモンであるエストロゲンと、プロゲステロンというホルモンが急激に上昇します。

 

この際プロゲステロンというのは、妊娠中に必要な働きをする大事なホルモンなのですが、その反面、大腸に影響し、便秘気味にさせてしまう働きも持っています。

妊娠中にも生理前のような下痢に襲われるのはなぜ?

妊娠すると急上昇するプロゲステロンの分泌量ですが、妊娠8ヶ月から9ヶ月になった頃に、その分泌のピークを終えてしまい、それからは分娩までの間緩やかに減少していきます。
そして出産をきっかけにプロゲステロンの分泌量は急激に低下していきます。

 

ここがポイントなのですが、ここまで読んできてわかるように、妊娠中にまるで生理前の時のような下痢の症状に悩まされる理由は、プロゲステロンが関係しています。
そのプロゲステロンは減少することで、下痢になりやすくなるのですが、妊娠中は基本的にはプロゲステロンの分泌量は増加していきます。
そのため下痢になるよりは、便秘に悩む時期が多い方がほとんどになります。

 

ですが、妊娠8ヶ月から9ヶ月頃を過ぎると、便秘に作用していたプロゲステロンの分泌つは徐々に減っていき、それにつれて、鈍っていた大腸の動きも軽やかになっていきます。
その流れで、下痢になるという方が増えていきます。つまり妊娠後期に下痢になりやすいということです。

 

生理前のような不自然な下痢の症状は、このような仕組みが関係していたんです。

妊娠中の下痢対策法

では妊娠中のそのような下痢については、どのように対策を取ったら良いのかについてお話をします。

 

予防するためには基本的には、規則正しい生活習慣を意識することと、冷えの防止に専念することです。
その理由としては、下痢はホルモンの影響は確かに大きいのですが、ストレスや動きすぎなども胃腸に影響与えるからです。

 

また辛いものなどの刺激の強い食べ物は、下痢になってしまう原因となります。そのため下痢で悩んでいる方は特にそういった飲食物は避けるようにしましょう。

 

また規則正しい生活習慣というのは、腸内環境を整える上でとても大事なことなので、
便の調子を整えることにもつながります。
いきなり生活のリズムを変えるのは難しいかと思いますが、
早寝早起きを一定のリズムにしていくことを心がけましょう。

 

あと、下痢には何よりも冷えが大敵だと言われています。
お腹を冷やさないための工夫を心がけるだけでなく、食べ物工夫して体の内側から体温を上げていくことも心がけましょう。

妊娠中でも下痢止めは飲んで良いの?

基本的に妊娠中は、薬を飲む事はあまり好ましくないのですが、
下痢の症状がひどい場合、下痢による脱水の危険があるような場合は、下痢止めを使う場合があるようです。

 

しかし、これらは医師の判断の下で行うものですので、自分の判断で薬を飲むのは絶対にやめてくださいね!

まとめ

このページでは妊娠中にも起こる、生理前のような下痢の症状についての原因と対策方法をまとめました。

 

下痢は長い間続いてしまうと、水分不足の原因となってしまいます。妊娠中は特に水分が必要な時期になってくるので、きちんと予防していしましょう!

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